「武者人形兜の紐の花結び」(高橋淡路女)。
この句の季語は「武者人形」。「端午(たんご)」の季語の傍題(関連季語)です。
「端午の節句」は男子の節句ですから、武者人形や兜といった強いものを飾ります。
子どもたちはあまり大河ドラマを見ないでしょうが、
戦国時代を題材にしたドラマの合戦場面を見ているとさまざまな兜をかぶった武将がいるのがわかります。
そんな兜をテーマにしたユニークな絵本があります。
藤川智子さんの『かぶと』。
表紙の新聞紙でこしらえた「かぶと」がまず目をひきます。
昭和の子どもなら一度は作ったことがあるのではないでしょうか。
令和の子どもはうまくこしらえることができるかな。
作ったことがないという子どもでも心配はいりません。
巻末に新聞紙などで折れば、かぶって遊べる、折り方のつくりかたが載っています。
この絵本の面白いのは、もちろんその中身。
色々な飾り物がついた兜が絵で紹介されています。
「さる」「ちょう」「うさぎ」「えび」「かに」「さざえ」、
なかでも変わっているのが「むかで」とか「しゃちほこ」。
それぞれに意味があって、例えば「さる」は「悪いことが去る(さる)」ようにとの願いを込めて。
ここまで書いてきて、思い出したのですが、
新聞紙で折った兜をかぶって、新聞紙をくるくる巻いて作った刀で「チャンバラ」遊びをしたものです。
昭和の子どもは。