恐竜が出てくる絵本なので、娘にはあわないと思いずっと敬遠していました。
絵本ナビのレビューを見なければ絶対手にしなかったのですが・・・
やはり、気になって借りてみました。
「えぇ!?恐竜?」と言われてしまいましたが、
最近、テレビで『恐竜キング』なるものを見ているせいか、最後までちゃんと聞いてくれました。
むかし むかし おおむかしのおはなしです。
たまごから、アンキロサウルスのあかちゃんがうまれました。
そこに、「うまそうだな」といってティラノサウルスがよだれを垂らしながら飛びかかろうとすると・・・
「おとうさーん」とティラノサウルスにしがみついたのです。
アンキロサウルスのあかちゃんは、自分の名前を「ウマソウ」と勘違いしたのです。
戸惑いながらも、ティラノサウルスはアンキロサウルスの父親として行動を共にします。
なんとも、健気なティラノサウルス。
無垢な子供の前では、どんなに狂暴な奴でもやさしくなれる?
姿形からは想像もつかない展開に、親(私)は感動しっぱなし。
最後のウソも、ほろりとさせられました。
違う種族だけれど、ここまで親も子もやさしくなれるのなら
素敵です。
それだけに、最後はやっぱりこうなる運命なのでしょうか・・・
悲しいけど、お互いを思うやる気持ちがこの絵本からひしひしと伝わってきて、よかったです。