我が家は、字が読めるようになったのが嬉しくて、5歳でこれを与えました。
すると、読んでいる途中で走ってきて、「こわい〜。」と絶叫して涙目でした。
私にはとてもおもしろい内容に思えましたが、彼には『現実に起こってしまったらどうしよう』と言う思いが先行したようです。
とっても暑いある夏の日に、ねず(ねずみ)くんと、とら(ねこ)くん、暑さ対策のために、団扇をもちだし、お次に扇風機を出してきて…。
単行本スタイルですが、絵が多く字は少なめです。じゃんじゃん読みすすめられます。絵はオレンジと黒の二色刷りですが、暑さがよ〜く伝わってきます。
なにより、二人もとい二匹の表情の豊かなこと、可愛らしいことこのうえないです。
我が家での失敗を鑑みて、小学1年生の“朝の読書の時間”に、お勧めしたいと思います。