いのちのまつり ヌチヌグスージ」 みんなの声

いのちのまつり ヌチヌグスージ 作:草場一壽
絵:平安座資尚
出版社:サンマーク出版
税込価格:\1,650
発行日:2004年10月
ISBN:9784763196118
評価スコア 4.77
評価ランキング 652
みんなの声 総数 91
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91件見つかりました

  • 命どぅ宝

    私は以前、五年ほど、沖縄に住んでいました。
    沖縄に住んで間がない頃、亀甲墓の大きさにとても驚きました。
    お墓参りの際、お墓の前で御重を広げて宴会をし、踊りをおどったりもするのだと聞かされた時は、「嘘でしょう?」と思いました。

    沖縄で仕事をしてみて思ったのですが、沖縄の人たちは、とてもご先祖さまや、それにまつわる祭事を大切にしているのですね。

    仕事をしていて、同僚たちから、シーミー(清明祭)や、旧盆のうんけーやうーくい(お迎えする日とお見送りする日)の話を聞かされるたび、
    遠方にすんでいるから、本家ではないから、とお墓参りすらろくにしたことがない、そういう自分が恥ずかしくなりました。

    コウちゃんは、沖縄のおばあと話します。
    自分のご先祖様のこと。
    星の数ほどの命が、コウちゃんのところまでつながっている。
    おばあのうちなーぐちが、とても心地よいです。
    コウちゃんのご先祖さまがずらずらと出てくるページは、実に圧巻です。

    私の好きな、沖縄の言葉に、「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」という言葉があります。
    この言葉、沖縄在住中に、本当によく耳にしました。
    命とは、まさに宝。
    幼い息子に、伝わったでしょうか?
    この絵本を読み聞かせながら、そんなことを考えました。

    投稿日:2006/04/16

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  • 涙が溢れ出ました。。。

    • ユーティーさん
    • 30代
    • ママ
    • 佐賀県
    • 男の子6歳、女の子4歳

    このご時世、低年齢による殺人事件などが
    頻繁に起こっているように思えます。

    なぜなのでしょう。。。

    命とは、この世に授かったからには、
    他者から絶たれてはいけないし、
    他者を絶ってもいけない。

    ヌチヌグスージ『いのちのまつり』は、
    主人公の”コウ”ちゃんが
    沖縄のおばあちゃんに命の尊さを教えてもらう物語です。

    子供に読み終えた私自身が、改めて命を与えられ
    この世に存在する意義を知りました。
    このような、絵本が早く出版されていれば
    この、殺伐とした世の中には、なっていなかったのかもしれません。。。

    「ぼくのご先祖様って100万人くらい?」

    今度は思いきって言って見ました。

    「どうだろうね〜。ずっとずっと宇宙のはじまりから
     いのちはつづいてきたからね〜」

    「オバアにわかるのは、数えきれないご先祖さまが
    誰ひとり欠けても、ぼうやは生まれてこなかった、
    と言うことさあ〜。
    だから、ぼうやのいのちは、ご先祖さまのいのちでも
    あるわけさ〜ね」

    「なんだか、ぼく不思議な気持ちがしてきたよ」

    投稿日:2004/06/02

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  • ご先祖さま

    命の大切さを教えてくれる絵本でした。
    「命は大切」とわかっていても、その重みを伝えるのは難しいように感じますが、絵本を通してなら、すんなりと伝わるものがあるように思いました。
    私は養護教諭をしていますが、保健室に置いてみたくなる絵本だと思います。

    投稿日:2023/03/28

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  • つながってる

    お先祖さまっていうと、遠い昔の人のように思うけど、おとうさんも、おかあさんも、おばあちゃんも、おじいちゃんも、命をつないでくれたご先祖さまなんですよね。だれか一人でも欠けたら自分はいないと思うと不思議ですね…

    投稿日:2021/07/15

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  • いのちをありがとう

    ご先祖さまを大事にされた素敵な絵本ですね。いのちについて子供にもわかりやすく説明されています。息子のいのちも私のいのちも両親のいのちも…たくさんのご先祖さまがいたから今がある。この奇跡に感謝です。そのことは息子にも伝えていきたいなと思います。

    投稿日:2020/08/12

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  • いのちをありがとう

    • イヨイヨさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    この本を読んだらまず言いたくなるのは、
    「いのちをありがとう」
    です。
    島のオバアとコウちゃんのやりとりを読んでいくと、ご先祖さまのこと、いのちの繋がりがよくわかるようになっています。
    子どもたちは、クライマックスの大きくなるページが1番盛り上がって、ワクワクそわそわしてこのページを待っています。
    聞きなれない言葉も出てきますが、ご先祖さまのこと、いのちがずーっと繋がってきて今自分がいることだけは伝わったようです。
    いのちをありがとうーーって言いたくなります。

    投稿日:2019/02/04

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  • つながっている

    沖縄が舞台です。

    命をくれた人はお父さん、お母さん。

    でもこのお父さんとお母さんに命を

    くれたのはおじいちゃん、おばあちゃん。

    さらにひいおばあちゃん・・・・とどんどん

    先祖は広がっていきます。

    それを小さい子が考えると果てしないですね。

    命が続いてきたことの大切さを

    教えてくれる絵本です。

    投稿日:2018/04/24

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  • たくさんのご先祖様

    沖縄が舞台なので、違う地方の自分にとって、風習が違うことに驚きました。
    小学生の頃の授業がきっかけで、自分一人が生まれてくるのに、たくさんのご先祖様がいる。
    一人かけても生まれてこなかった。生まれるってすごいことなんだと思ったことを思い出しました。
    大人の自分は、さらに人類のルーツの起源や進化の方向で考えてしまいますが、子供なら、絵本なので気軽に読めるのがよいです。

    投稿日:2018/03/22

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  • わかりやすいですね

    5歳の長女が、「おばあちゃんのお母さんって誰?」と聞いてくるようになりました。ご先祖様の存在が気になるようになったので、この絵本を読みました。
    わかりづらいことも絵本だと理解ができていいですね。
    特にご先祖様がたくさんいることをページをたくさん使って説明してあるのがいいなと思いました。バーンとページを開く、それだけでたくさんいるご先祖様が近くに感じられます。何度も読み聞かせをしたい絵本です。

    投稿日:2016/12/24

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  • 命のルーツ

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    今わたしたちがいるのはおとうさんおかあさんおじいちゃんおばあちゃん…命のルーツが感じられるお話でした。
    ずらずらーと数え上げていくとたしかにすごい人数ですね。
    見開きのページもよかったです。
    こうやって絵本でみると改めてそう思いました。
    なんだかふしぎなような気もしてきました。

    投稿日:2016/07/01

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