まどのそとの そのまたむこう」 みんなの声

まどのそとの そのまたむこう 作・絵:モーリス・センダック
訳:わきあきこ
出版社:福音館書店
税込価格:\2,200
発行日:1983年4月20日
ISBN:9784834009118
評価スコア 4.25
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みんなの声 総数 35
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  • ものすごい吸引力

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子11歳、男の子8歳、男の子5歳

    5,6年も前のことでしょうか。図書館で見つけ、その絵の圧倒的な迫力に魅せられてしまいました。その後「限定出版 復刊絵本」というシール付きで販売されているのを発見し、2000円という私にとっては高額な絵本だったにも係わらず、迷わず購入しました。
    とにかくこの絵が凄い。ママやアイダは美しいけれど、ゴブリンが置いていった氷の人形の怖さやゴブリンの化けた赤ちゃんたちの迫力のあること!西洋の宗教画のようにも思える絵の迫力にぐいぐい引き付けられてしまいます。
    お話も楽しいものではないので、子どもにはどうかなぁと思いましたが、予想に反してウチの子ども達はこの本がお気に入り。やはりお話そのものよりも、絵の力に引き付けられているようです。センダックの底力を見せ付けられたような気がします。
    とにかく一度手にとって見て欲しい傑作です。

    投稿日:2005/10/16

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  • 年齢に関係なく

    • トビーさん
    • 20代
    • その他の方
    • 兵庫県

    私は二十歳をすぎてから、センダックの絵本と出会いそれ以来、センダックの作り出す素晴らしい絵に虜になり、図書館にいくと必ずセンダックの作品をチェックしています。
    その中で、作者が一番気に入っていると言う「まどのそとの そのまたむこう」の原書を手に取った時は感動しました。古いヨーロッパの雰囲気をだす美しい絵は、「かいじゅうたちのいるところ」や「ヘクタープロテクター」などの作品とは違う描き方をしています。描かれているモノのラインがとてもやわらかく、赤ちゃんの表情をはじめ、人の表情をリアルに描き出しています。原書でしか読んでいないのですが、内容は私には少し難しかったです。20歳をすぎた私が読んで難しいと思ってしまったので、子ども達にはわからないと決め付けがちですが、哲学的なことや、この絵本のメッセージを深く探るのではなく、言葉の響き、絵の素晴らしさを子ども達に見せてあげるには、年齢は関係ないと思います。子ども達には大人が読んであげる方がいいと思います。子どもたちも、特に女の子はこの絵本を気に入るのではないでしょうか。私自身少しぞっとしてしまう場面もありましたが、とても興味深い絵本でした。

    投稿日:2003/11/04

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  • 緻密な絵は綺麗を通り越して美しい!

    パパは海へおでかけ、ママはあずまやにいます。
    アイダはお部屋の中で、妹の赤ちゃんのお守をしています。
    赤ちゃんの方を見ずに、ホルンを吹いていました。
    すると、ゴブリンがあかちゃんをさらっていってしまいます。
    赤ちゃんの代わりにゴブリンが氷で出来たあかちゃんの人形を置いていきます。
    抱いてみると氷の赤ちゃんは解けてしまいまい、赤ちゃんがさらわれた事に気づきます。
    救いに行くため、『まどのそとのそのまたむこう』へ行く・・・といったスト−リ−。

    センダックの作品『かいじゅうたちのいるところ』と『まよなかのだいどころ』は娘の超お気に入り。
    この2冊は一人で読んでいたり、読んでぇ!っと頻繁に持ってきます。
    そんな娘の姿を見て『まどのそとの そのまたむこう』もぜひ読ませてやりたいと思い、購入しました。
    またもや独特な不思議の世界へ入っていました。
    表情が上手く表現されていて、そういった表情を読みとった娘は「赤ちゃん、なんで泣いているんだろう?」とか言っています。
    事細かに描かれた緻密な絵は綺麗を通り越して美しい!という表現になるかと思います。
    奥が深い絵本で子供のみならず、大人も楽しめます!

    投稿日:2003/08/10

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  • 啓示・象徴に満ちた絵本

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子9歳、女の子4歳

     絵本ナビでも話題になっているし、「絵本の力」(岩波書店)では河合隼雄氏や大江健三郎氏が絶賛しているし、注目の絵本ということで即手にしました。わたしも納得です。内容はとても啓示的、象徴的で深く読み込むには時間がかかるかもしれません。何か目に見えない力を持った絵本という印象です。
     海へおでかけした父、あずまやにたたずむ母(その表情)、後ろ向きになって窓枠を越えたアイダ、赤ちゃんの姿をしたゴブリンたち……。不思議なことがたくさん。それぞれ、それは何を意味するのでしょう。アイダはホルンを吹いて、無事さらわれた妹を取り返しますが、この意味は? (ヨーロッパではホルンを吹くことは何かが起きることを示すのだそうです。)河合氏は前述の書で、これは「喪の仕事」と書かれているのですが、わたしにはよくわかりません。
     娘はセンダックの写実的なイラストにものすごく魅せられています。とくに赤ちゃんの姿をしたゴブリンたち。一人一人の表情が実に生き生きとしています。(よって何度もリクエスト。)アイダが宙に浮いている場面は、さながら中世の宗教画のような感じもします。ひとつひとつ、ページに描かれている対象は何を示すのか、わたしは絵を読む充実感のようなものを味わっています。
     ただ、装丁が豪華版?ということで布。わたしは通常のイラストがそのままプリントされた紙の装丁の方が好きです。あの表紙の(カバーではない)イラストが絵本の魅力でもあると思っているので。

    投稿日:2003/07/18

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  • センダックのなかでは一番好きです。

    • 佐保姫さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    アイダは妹の世話をしていたら、ゴブリンに妹を盗まれてしまいます。勇敢にも妹を取り戻す冒険にでかけます。

    イラストも素敵で内容も女の子の心に残るものではないでしょうか。とても好きになりました。

    あぁ〜、でもこの絵本持っていないんです。絶版なんですよね。
    まだ娘には早いかな、でもいつか買おうと思っていたら……。
    娘に読み聞かせるとき、自分も一緒にはじめて読もうとか考えていて。絶版。ものすごくショックでした。

    仕方なしに図書館で借りて、そのすばらしさに愕然。欲しいと思った絵本はその時買うものですね。

    投稿日:2003/07/01

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