2012年刊行。
4月の行事、季節の植物や動物、こどもの遊びなどを紹介した学習絵本。昔の暮らしが伝わってくる。
4月=年度初め、さくら。強烈に印象付けられているが、案外、4月はじまりは最近のことだと思った。
さくらは、よほど日本人は好きだとみえ、さくらの柄がたくさんある。1つずつ名前もついていて、いろんな形があり、見ていて楽しく、おめでたい雰囲気だ。
その他に、壬生狂言が4月に行われるところから、子ども向けの人形のお芝居や、紙人形の作り方なども載っていた。
手づくりのYouTubeだ。電気がなくても、人力で、多くの人を巻き込んで楽しめるお芝居。
昭和の時代には、テレビでも人形劇が放送されていた。
今でも時々は、クレイアニメーションや、人形を使った表現を見ることがある。独特の立体感や、モノとしての存在感、手間暇かけて大事に作られた様子を想像するなど、いろんな楽しみ方ができる贅沢な表現方法だったと思った。
手を使ってモノを作ったり、自然の草などを使った遊びができるのは、豊かだ。
大人になってみて、ようやくわかることも多い。
本書は、年齢を重ねた人の方が、より深く楽しめると思う。