「すきに なりそう・・・・」 じいじ・ばあばの声

絵日記風の絵本は珍しいなと思いました。
文章にも絵（もじ）があり、カワイイです。

大嫌いなにんじんをかたつむりが食べてくれて
よかったと感じたことでしょうね。

でもちゃんと観察しているところはすごいなと感じました。

さいごはとってもいいことが書いてあり安心しました。

作者さんが、実際に体験してみて
書かれたお話のようですね。
慣れない生き物を数カ月きちんと面倒をみて
暮らすのはなかなか気骨の折れることだろうと思いますが
主人公の男の子のように、
カタツムリの観察と、ごはんにした人参の観察と言うおまけ。
そしてぐんぐん伸びた葉っぱが、青いうんちに変身と
興味のあることだらけ。
人参の頑張りを見て、にんじんが好きになるなんて
これも特大のおまけつきでした。
たくさんのカタツムリの赤ちゃんも元気に育ってね。

全頁試し読みで読みました。一番嬉しかったことは、かたつむりの沢山の可愛いあかちゃんが誕生したことでした。この先、沢山のあかちゃんのお世話も大変だろうなあと余計な心配をしてしまう私でした。緑色の野菜ばっかり沢山食べていると、うんちも緑っぽくなるので、かたつむりのうんちには、納得しました。いもとようこさんの愛情のある絵、かたつむりたちが、可愛かったです！

この絵本を読んでみて、
なつかしい昔を思い出しました。
私は都会育ちで「かたつむり」に出会える機会が
ありませんでした。
そして子育て真っ最中のころに、
かたつむりに出会って
この絵本のお話のような経験をしました。
いもとようこさんの絵で
こどもが書いたような文字で書かれているので、
親しみやすく、小さいお子さんに教えてあげたい絵本です。