「チリとチリリ ゆきのひのおはなし」 ２歳のお子さんに読んだ みんなの声

チリとチリリの世界観が大好きで、2人の娘の成長した姿を重ねて楽しんでいます。
今作はゆきのひのおはなしです。
雪や氷でいっぱいで、寒そうなお話ですが、2人のフワフワな帽子やコート、手袋とブーツ、温かい飲み物、温泉、くまさん家族ともぐりこんだお布団。なんとも暖かそうなお話です。
お話に出て来るものは、素敵なものばかりですが、いろいろなお花のつぼみが凍って出来ているビー玉が気に入りました。
温泉に浮かべるととけて、花が咲いて香りがしてくる様子がなんとも素敵でした。

雪景色の中を自転車で出かけたチリとチリリ。森の奥には氷の扉があって、中に入ると、動物たちが思い思いに過ごしていました。チリとチリリはビー玉遊びにまぜてもらうことに。ビー玉がまた素敵に変化します。寒い雪や氷の世界にいるのに、心が温かくなる不思議な世界観があります。

２歳の息子が大好きなシリーズです。
いつもはじめの見開きは街のイラストになってしますが、息子はチリたちの家を探すのが大好きです。
今回のこの本、開いてみると真っ白！
雪の中の街に驚いていました。

温泉に入るお話なので、息子のお風呂嫌いが少しでも良くなればいいのですが…今のところ変化なしなのですが。

毎回いろいろな場所に行きますが、どこも多分ご近所なんですよね。
すぐ近くに夢のようなﾄﾞｷﾄﾞｷするような場所がある。
絵本だから、と思わず、日常を別の角度から見ることで、チリたちのように毎日を新鮮に過ごせるようになりたい。
と、思ってしまいます。

何気に、氷の廊下を自転車で走る二人に、北国出身者としては驚きを隠せませんでした。