旅するかばんやさんのガラゴが、旅の途中で出会うお客さんの希望を個性豊かなかばんで叶えてくれます。
ガラゴのかばんは「モノを入れて運ぶ」という本来かばんが持つはずの用途はかすんでしまうほど面白い役割を持つものばかり。
動物のお客さんの登場シーンや、かばんを手に入れたお客さんがうきうきした足取りでガラゴと別れていく様子を子どもがよく真似しています。
お客さんの中には、この子はもしかして…?と別の作品の人気のあの子を連想させるキャラクターも出てきます。
お客さんはそれぞれこうならないかな、こうなったらいいなという思いを抱えてガラゴのかばんを求めます。ガラゴのかばんは、素敵なかばんに出会えたお客さんの嬉しい気持ちがたくさんつまっていくんだなと思いながら読んでいます。