6歳近くの孫娘、2歳頃から親しんだ沢山の絵本の世界。
概して、ストーリー性のある絵本を好み、その都度はまった数多くの絵本は奥の方にしまわれています。多分、お話も絵も「もう、分かっっているよ」なのでしょう。
そういう孫娘ですが、不思議なものでこの不思議な絵本を、思い出したように引っ張り出してきます。いつの間にか、ちゃんとなぞり書きもされて。
3歳のころ初めて読んだときのとっつきは良くありませんでした。「読み手の私に音楽的センスがないからかな」なんて思ったものでした。
でも、分からないもので、案外「良く分からない」から長く楽しめているのかもしれません。
「意味ないよ」なんて生意気な口をきくようになってきた孫娘が、意味なんてなく、ただただ楽しいね、という本書を楽しんでくれれば、じいは嬉しくなります。
楽しい事なんていっぱい転がっているのだから。そう感じられるだけで、きっと豊かな日々を送れるのだろうだから。