活躍が始まっているこの季節。
 てぶくろのお話。
 
 双子のネッドとトニー。
 ある冬のこと。
 両親が、旅行に出かけるので、
 おばあさんがお世話に来てくれたときのこと。
 トニーのてぶくろが、片方しかありません。
 さがした時は、見つからなかったけれど、
 やっぱり友だちのジェイニーのところで見つかって、
 届けてくれました。
 なのに………。
 
 幼い頃、我が家でもひもやスナップでてぶくろをつないで、
 つけさせましたが、なくなりましたねぇ。
 次々、集まるてぶくろに、クスッ。
 街の人たちも届けてくれて、エ〜。
 みんな、赤いてぶくろを片方もって、
 ゾロゾロのところで、大笑い。
 おまけに、両親のおみやげに、ハ〜。
 集まったてぶくろを持ち主に返してあげるため
 考えたアイディアが可愛らしい。
 あの数だけあったら、街行く人の目を惹きますね。
 ラストも、なんか微笑ましいんです。
 てぶくろ片方に、ご近所さんが気にかけてくれる温かさ。
 持ち主に返してあげたいと思う、双子ちゃんの優しさ。
 色数を押さえ気味の柔らかい絵とピッタリのほのぼの絵本でした。
 双子ちゃんが何から何までおそろいでキュートです。