動物たちによる動物たちのためのサーカスです。司会はアザラシさん。
ライオン、カンガルー、ワニ・・と次々に見事な演技を見せてくれますが、なんとサーカスのクライマックスともいうべき、空中ブランコをするサルがケガで舞台にたつことができません!サーカスはこれにて終了。でもこれに納得できないお客たち・・。するとなんと、客席にいたブタくんがいきなり指名されて、空中ブランコへ・・!ブタくん、大丈夫なの?
「おかあさーん」と叫びながら上手に飛んだブタくんに、ほっとしながらも、お客にいきなり空中ブランコをさせるという司会アザラシの無謀さについては「まぁ、絵本のお話だものね」と軽くスルーしていた私。浅はかでした。他の方のレビューを読んで、裏表紙の絵を見落としていることに気づきました。団員のみんなと一緒にバスに乗っているサルくん。真相はわかりませんが、その裏表紙の絵にはとても意味がありますね。
おはなし会では聞き手の子どもたちが、絵本の中のサーカスを見ている観客と一緒になって、動物たちの演技に拍手をおくっていました。子どもたちが、この絵本に惹きつけられていることがよくわかりました。