二人目を妊娠する前から読んでいました。
お話としては息子は好きだったみたいですが
本当に二人目を妊娠してからの方が
お話の内容がよりリアルに感じられるようになりました。
ママのお腹が4月から12月にかけて、どんどん大きくなっていくページは
子供が見ても、お腹の赤ちゃんは時間をかけてゆっくり成長していくのがわかるため
とてもよかったです。
赤ちゃんの顔を見て「つぶれたいちごみたい」と素直な感想を言う私の発言がなんともおちゃめで子供の共感を呼びます。
赤ちゃんが生まれてきて、複雑な気持ちになったりした私ですが
できることもあったり、一緒にいると楽しいと思えるようになり
絵本の中でどんどん成長していきます。
「お兄ちゃんなんだから・・・」「お姉ちゃんなんだから・・・」
などと言う前に、この本を一緒に読んであげてほしいです。
ごくごく普通に、絵本を楽しむ感じで。
「ほら、この絵本にあるように、下の子を大切にしてあげないとね!」
などと言ったらこの絵本は台無し。子供も悲しい気持ちになるでしょう。
感想等は求めず、純粋に親子でお話を楽しんでもらいたい、
幸せを実感してもらいたい、そんな絵本です。