芸術の秋ですから、こんなお話も如何ですか?
無宗教の私がいうのもなんですが、神様から私たちはたくさんのものをいただきましたが、中でも“音楽”は素晴らしい贈り物だと思います。
クラッシックを聴かせたら、活性化した植物のことを聞いたことがありますが、こちらはねずみのジェラルディンちゃん。
ひょんなことから、大きなパルメザンチーズの塊を見つけ、運ぶ代償におすそ分けを仲間に約束して、無事自分の納屋へ。
さて、おすそ分けとばかりに、チーズのてっぺんからかじって分けていくうちに、ジェラルディンちゃん自身も驚く見事なしっぽのフルートを奏でるねずみのチーズの彫像ができて、・・・。
初めて、“音楽”を聴き心揺さぶられ、うっとり聴き入るジェラルディンちゃん。
毎夜聴き入るうちに、メロディが昼にも耳に残るようになります。
そんな時、仲間のねずみたちが食べ物に困り、残っている彫像のチーズを欲しがり、・・・。
とにかく、谷川先生の名訳で、言葉ってこんなに美しく豊かに表現できるんだと、改めて感心しました。
ジェラルディンの最後の言葉も印象的です。