ナンセンス絵本ではないと思いますが、かなりそういう雰囲気を持っている作品でした。
高畠純さんらしいこの『世界の自由さ』を表現されているのかなぁ。
「わんわん」から始まって「ニャーゴニャーゴ」「ぶひっぶひっ」「ンモーンモー」「クワックワックワッ」「めへーめへー」
「わんわん」はともかく、動物たちの鳴き方の表記が一般的な鳴き声ではなく、オリジナルの聞こえ方の音で面白かったです。
確かによく聞くと、ブタは「ブーブー」というより「ブヒッブヒッ」だし、やぎは「メェーメェー」より「めへーめへー」な感じな気がします。
鳴き声ばかりで作られている作品だからこそ、このポップでいい感じのリズムのある音をよく練習したら、
小さなお子さんたちのお話会の読み聞かせに使ったら、聞き手の子どもたちも楽しめると思います。