人類学者の鳥居龍蔵の妻、きみ子に焦点を当てた物語です。
おもしろくて一気に読んでしまいました。
子どもを産み育てながらも
だれに強制されたわけでなく
自分が選んで、研究者としての道を踏み出したことは
当時の時代背景を考えれば、すごいことだと思います。
きみ子の能力も素晴らしかったのだと思いますが
なにより、それに理解を示す夫・龍蔵と
応援する周りの人たちもすごい!!
また「知る」ことに貪欲で
大変なこともたくさんあったのでしょうが
「楽しんでいた」んだろうなと感じました。
好奇心を持ち続けることは、
生きていく力になるのだと思います。
たくさんの子供たちに手に取ってほしい、一冊です。