描かれている絵はとってもふんわかしているのに、始終、なんかブラックユーモア?という感じの流れで話が進みます。オオカミくんが嫌われているのか、はたまた隣人たちが嫌なやつらなのか、とても迷わされます。
たしかに、ふんわかオオカミくんを見ていると、みんなひどいじゃないか!と思うのですが、登場してくる隣人たちは、みな、有名な物語の数々でオオカミの被害に遭った者たちばかりなので、仕方ないんじゃない?とも思ってしまうのです。上手いですね、その手段。
そして、最後がすごすぎます。そう来たか!という展開。思わず、えええ〜と声をあげてしまいました。