後書きの解説を読むと、この作品は元々「新制作座」という劇団で公演されていた台本を絵本にしたものです。
親がなく貧しい暮らしていた、見目が美しいわけでもない女の子・「泥かぶら」が、ひとりの旅人の言葉で気持ちを入れ替え、周りの人に親切に、いつも笑顔で暮らしていくことで、本当の「美しさ」を手に入れたというのが、大まかな筋です。
日本人って自分も含めてですが、こういうお話好きですよね〜。原作の劇団で実に15、000回も公演されてきたというのが、よくわかります。
絵はくすのきしげのりさんで、インパクトのある「泥かぶら」が元気良く描かれていました。
おはなしの流れだけ見ると伝説みたいだと思いました。
読み聞かせえも悪くはないと思いますが、個人的には一人読みの方がいいかなと、思いました。
お薦めは小学校高学年以上です。