とっても美しい絵本ですね。
キラキラのウロコの部分がきれい、というのもありますが
にじいろのさかなの心が美しいという意味でもあります。
大事な大事なウロコなのにみんなに分け与えてしまうなんて
なかなかできないことです。
みんなが欲しがるものを独り占めして仲間はずれにされるか
自分の大事なものをみんなに分け与えてみんなから感謝され
好かれるようになりたいか…
究極の選択ですね。
あまり突き詰めて考えるとホントにこれでいいの?と思うような
難しい物語ですね。
自分をよく見せようとか自慢することは
誰しも自分を守る・自分が一番大事と思う本能から
自然とやっていると思うけど周りとの調和を考えると
やり過ぎてはいけないし…。
かといって大事なものを他人に簡単にあげちゃうのも
どうかと思いますよね。