穴があいた表紙のなかに、蒸気機関車くんの顔が見えます。
にっこりわらって、いいお顔。
ページをめくると
「しゅっしゅっ ぽっぽ
しゅっしゅっ ぽっぽ」
と走っていく機関車くん。
「あ、うさぎさん」
うさぎさんが線路上にいるので、機関車に乗るのかなと思ったら……。
なんとびっくり!
「トンネルですよ」と、うさぎさんがトンネルになっちゃった!
機関車くんは笑顔でうさぎさんの下を、しゅっしゅっぽっぽ。
お次は、さるさん。
さるさんだって負けていません。
「トンネルですよ」とながーいしっぽでトンネルをつくります!
空から飛んできた2羽の、とりさん。
そして大きなぞうさん。
いったいどんな「トンネル」になるのか、想像するだけでおもしろいです。
最後は、あかちゃん!
どんなポーズで「トンネルですよ」となるのでしょうか。
この場面、子どもたちのお気に入りのページになることまちがいなしです!
トンネルってたのしい。
トンネルに「なる」のも、「くぐる」のも、たのしいですね。
絵本をひらいて「しゅっしゅっぽっぽ」。
いろんなトンネルのポーズを親子でやってみてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
続きを読む