
――月虫の姫ぎみの はなしを して あげよう。 月虫と いうのは、なまえの とおり、月に すんで いる 虫だ。
地球にうみおとされた月虫のたまごはやがてふしぎな音をたてはじめて……。 『博物館の少女』の富安陽子が文を、『海獣の子供』の五十嵐大介が絵を描く、新感覚おとぎ話。

月虫、という見慣れないワードに引力があります。
そして、表紙絵のミステリアスな女性の目力に引き寄せられます。
冒頭から、富安陽子さんの語り口が一気に物語へナビゲート。
月に住んでいる虫だとか。
その様子に耳を傾けていると、ある別の物語が浮き上がってきます。
竹取物語。
なるほど、新解釈ですね。
しかも、その不思議な行動に、納得の解釈が。
ソリ、ソリ、ソリ、ソリ、ソリ。
音が見えます。
すごい物語に出会ってしまいました。 (レイラさん 60代・じいじ・ばあば 女の子2歳、女の子2歳、男の子0歳)
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