おやおやおやつ なにしてる?
- 作:
- 織田 道代
- 出版社:
- 鈴木出版
絵本紹介
2026.03.27
入園・入学やクラス替え、引っ越し、働いている人は部署の異動。年度の変わり目は、誰にとっても何かしらの環境の変化がある時期です。期待もある反面、最初は慣れずにどうしても肩に力が入る毎日。ほら、こってるこってる、体も心も、表情も……そんな時こそ、ユーモア絵本を開いて、張り詰めた気持ちに心地よい穴をあけてみましょう!
キリンリンリン、ゴリゴリゴリラ!『キリンリンリン』はSNSで大人気のゲームに登場する動物たちの、楽しい擬音とあっと驚く変身が見どころ。声に出して読んでみると、理屈抜きのおもしろさが増し増しです!
初めて焼いたケーキが上手にできて、お皿に乗せて仲よしのたぬきくんに持っていくことにしたこぶたくん。『そうっと そうっと』ね、でも倒れそう……全集中しすぎて、迫り来るピンチにも気づけない!見ているこっちがハラハラドキドキしちゃうおはなし。
笑うって最高の特効薬。クスッとするだけでも、全身の力が抜けて気持ちが切り替わります。4月は一日一回、ユーモア絵本を手に取ることをおすすめします!
この書籍を作った人
亀山達矢(1976年三重県生まれ)と中川敦子(1978年京都府生まれ)によるユニット。 絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、空間デザイン、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(学研教育出版)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014 (マルセイユ 子どもの本大賞 2014 )グランプリ、「パンダ銭湯」(絵本館)で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、第24回けんぶち絵本の里大賞 大賞、「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年にやなせたかしさんの遺志を継いで創設された、第1回やなせたかし文化賞の大賞を受賞。武蔵野美術大学油絵学科版画専攻 客員教授、大阪樟蔭女子大学 客員教授。
この書籍を作った人
銅版画家・絵本作家1969年、長野県生まれ。多摩美術大学卒業後、デザイン会社を経て銅版画の制作をはじめる。1998年、ボローニャ国際絵本原画展入選。『きょうはマラカスのひ』(福音館書店)で第19回日本絵本賞大賞受賞。小さな心の機微をユーモラスに醸しだす作品で人気。他の絵本に、『フワフワさんはけいとやさん』『きょうはパーティのひ』『たいこ』(以上福音館書店)、『ペロのおしごと』『おさるちゃんのおしごと』(以上小学館)などがある。
出版社からの内容紹介
こぶたくんがはじめてやいたケーキ。
じょうずにできたので、
なかよしのたぬきくんにも
持っていくことにしました。
切り分けたケーキをお皿にのせると、
たおれそう…。
でも、たおさないように、集中して、
そうっと、そうっと歩いていきます。
ケーキに集中、そうっとそうっと…。
こぶたくんは、ケーキだけを見つめているから
まわりが見えません。
坂をのぼったり、穴におちたり、ピンチの連続ですが、
ケーキは無事。
そうっとそうっと歩いているこぶたくん。
妖怪バスとすれちがっても気がつきません。
でも、ふと気がつくともう夕暮れ、
おなかもぺこぺこです。
「このケーキ、たべちゃおうかな」
どうする、こぶたくん?
シンプルなテキスト、
主人公は気がつかないけれど、
まわりでおこっているできごとを読者が楽しむ、
ユーモアあふれる、絵をよむ絵本。
この書籍を作った人
東京生まれ。幼少期を、自然に恵まれた神奈川県津久井郡で過ごす。武蔵野美術大学卒業。在学中はリトグラフに熱中。趣味は読書とランニング。特に自然の中を走ることが大好き。作品に『こんたのおつかい』『かっぱのかっぺいとおおきなきゅうり』『にげだしたてじなのたね』『こんた、バスでおつかい』(徳間書店)などがある。
みどころ
あるところに、3びきのかわいいオオカミがおかあさんと一緒に暮らしていました。ある日おかあさんは、家を出て自分たちの家を作るよう3びきに言います。「でも、わるいおおブタには気をつけるのよ。」
まず3びきはレンガの家を建てますが、わるいおおブタがやってきて、ハンマーで家を壊してしまいます。このわるいおおブタは、もう悪いのなんのって、次に建てたコンクリートの家は電気ドリルで、その次にもっと丈夫に鋼鉄と鉄条網で建てた家はダイナマイトで壊してしまいます。
命からがら逃げ出した3びきのオオカミが次に建てたのは、なんと花の家でした・・・。
ご存じ3びきのこぶたのパロディ作品、なのですが、このお話しの展開は実に秀逸で楽しめます。最初のページから子ども達はクスクス笑いだし、おおブタの悪者ぶりとオオカミたちの慌て振りには大笑い、読んでいる大人の方もついつい力がこもってしまいます。お話し会でも人気のこの作品、文章は長めですので、大勢に読むなら小学生におすすめします。園や学校にはもちろんのこと、ご家庭の蔵書にも加えたい傑作です。
この書籍を作った人
1938年、イギリスのサフォーク州生まれ。夫のジョン・バーニンガムの影響で絵本や挿絵の仕事をはじめる。『3びきのかわいいオオカミ』『トムとヒッポがほんをよむ』(リブロポート)、『しごと』『あそび』『したく』『ともだち』『かぞく』(以上、文化出版局)などの作品がある。
この書籍を作った人
東京都生まれ。作家・翻訳家。早稲田大学卒業後、出版社に勤務。その後、児童文学の創作と翻訳をはじめる。創作絵本に『3じのおちゃにきてください』『まいごのまめのつる』(ともに、福音館書店)、訳書に『3びきのかわいいオオカミ』『きみなんかだいきらいさ』(ともに、冨山房)、『はがぬけたらどうするの?せかいのこどもたちのはなし』『クレンショーがあらわれて』(ともに、フレーベル館)、『ふくろのなかにはなにがある?』(ほるぷ出版)などがある。
文/竹原雅子 編集/木村春子