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ある夜、きつねのとうさんはでかけた。めざすのは農家の鳥小屋。とうさんは、あひるとかもを一羽ずつつかまえた。鳥たちは大さわぎ。とうさんはわが家を目ざしてまっしぐら。家では子きつねたちが大よろこび…。アメリカの古い民謡をもとにした絵本。

人の飼っているかもを盗むなんて、悪いきつねだとは思うのですが、きつねのとうさんには、家族のために危険をおかすだけの事情があるのですね。
きつねの目線から描いた物語は、歌が基になっているだけに、展開がスピーディーです。
スピアーのきめの細かい絵と、交互に彩飾とモノトーンの絵が展開されるところがとても印象的でした。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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