アランはこわーいワニの一族。ジャングルではみんながこわがっていましたが、実はアランもみんなをこわがらせる努力をしていたんです。うろこをみがいたり、つめをとがらせたり、とくにおおきな歯は、いっぽんいっぽん10分かけてみがきます。ところが、アランの歯は、じつは……?!ポップで鮮やかな色で描かれた楽しい絵本。アランのおおきな歯が、とても目を引きます。こわがらせることが生きがいだったアランですが、あることをきっかけに大きく方向転換。楽しくて、ユーモラス。歯のたいせつさにも触れられます。
『ALAN’S BIG SCARY TEETH』が原題。
軽妙な意訳が愉快です。
怖ーいワニの一族のアランの日課は、朝の怖がらせのお時間。
ジャングルでみんなを怖がらせるのです。
そのために、頑張って!?歯や鱗の手入れをしているというわけなのです。
ところが、その歯には秘密があって、ある日ハプニングが。
ある意味、アランのアイデンティティ探しストーリーといえるかもしれません。
ともあれ、みんなとの共存できた今は、それはそれは幸せ。
うう、究極のハッピーエンドだと思います。
ちょっとした歯みがき奨励本にも使えそうです。
幼稚園児くらいから楽しめそうです。 (レイラさん 50代・ママ )
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