赤と黄色に色づくサトウカエデの葉。この木が大好きな子どもが、父と一緒に庭に植えて育てていきます。冬でも春でも夏でも秋でも、いつも喜びと驚き、発見がありますよ。
赤と黄色に色づくサトウカエデ。「わたしはこの木が大好き!」
カエデの春の若葉を、女の子は大切にしています。そして「きっと、この木は、わたしがうまれるずっと前に、森の中で種から芽を出して、長い旅を続けてきたんだわ」と、思いをはせます。
女の子は、ガーデンセンターで、さがしていたカエデの木を見つけました。そして、おとうさんと一緒に庭にこの木を植え、育てています。寝る前には「おやすみ」のあいさつをし、雪の日には枝に鳥のえさをつるしたりして楽しみます。春の若葉とカエデの種。夏には葉がしげり種がひらひら飛びます。でも、「わたしの庭のカエデを見たい人は、秋に来てください。なぜだかわかるでしょう?」
女の子は、四季折々この木といっしょに遊び、成長していくことでしょう。親子でガーデニングを楽しみたい家庭に最適の一冊です。
カエデの芽や葉や種のこと、木の植え方・育て方のわかりやすい解説が巻末にあります。
続きを読む