表紙からして意味深・・・・・・それは、洋服を着た犬の背後に映る影が・・・・・・大きな猫の形をしているから。
内容は上品な猫の夫妻に生まれた犬の赤ちゃん・フリックスの成長記。
フリックスは猫の町で幼少時代をすごし、小学校にあがるころ犬のおじさんのところへ居候させてもらいながらすくすくと成長していきます。
そしてフリックスは猫の町でも犬の町でも認められるほどに成長していくのです。
字が細かく文章も長いし、漢字には最低限のルビしかふっていないので
小学校中学年以上だとスムーズに読めるかと思います。
大人も読んで楽しめると思いますね。
読めば読むほど味が出る。
主人公が動物の擬人化だから割り切って読めるけど、フリックスは本当に努力家ですわ。
そのけなげな生き様からドラマを感じます。