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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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都会のワニ(小学館集英社プロダクション)

都会に生きる孤独なワニの姿を通じて「自分の在り方」を問いかける“あなた”のための物語

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ごろはちだいみょうじん」 ママの声

ごろはちだいみょうじん 作:中川 正文
絵:梶山 俊夫
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1969年08月
ISBN:9784834002034
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,507
みんなの声 総数 34
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  • 読むのも楽しい関西弁!

    • たっちママさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子7歳、女の子4歳

    お話自体はそんなに難しくも長くもないのですが、なんせ、口調が昔ながらの関西弁!
    落語風、といいますか。独特の言い回しも多くって、関西人ですが、このイントネーションあってるのか?と思ったり、この言い方で意味わかってんのかなあと思ったり。
    初めて読んだ日は特にリアクションもなく、読んだ私自身も読み方が難しかったなあって程度の感想でしたが、翌日も息子はこれを読んでほしいと。
    面白かったんだ〜ってか意味わかったんだあ〜とちょっと新鮮でした。
    2回目は読む側もちょっとコツがつかめてきて、独特の雰囲気言い回しを楽しめました。
    落語家気分です。
    イントネーションとかそんなに難しく考えなくても、伝わるのかも。
    最後の一言、なにがめでたいんやろ、という締めが、なんとも味があって素敵です。

    投稿日:2017/04/16

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  • 関西弁の味わい

    • シーアさん
    • 20代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子5歳、男の子1歳

    関西弁、と言うより、正確には「大和弁」でしょうか。
    大阪生まれ・大阪育ちの私ですが、なかなか読むのが難しいです。
    でも、それっぽく読めていればいいんじゃないかと思っていますが(笑)

    絵本講師の資格を取るために勉強をしていたとき、
    中川正文先生の講演を聞いて、
    このお話が、昔話ではなく、中川先生の完全な創作絵本だと知りました。
    まるで、昔から、この口調で語りつがれてきたかのようなリアリティです。

    ごろはちは、村人にてんご(いたずら)をしますが
    子どものするような、本当に悪気のないいたずらで
    村人も、そのことを承知していて、
    「あないして、おそなえのさいそくしてはるのや」と、あぶらげのお供えを欠かしません。
    昔、神様と人とがもっと近かったとき、本当にこのような関係だったのではないかな?

    鉄道など走っていない時代のことです。
    村人たちは、走ってくる汽車を見ても、本物だとは思わなかったのです。
    ごろはちは、村人たちをかばって・・・

    でもでも、ごろはちが普段から村人をだましたりしていたからこそ
    「ごろはちに だまされとるのとちがうやろか」と村人たちも思ったわけで
    そう考えれば、自業自得?と取れなくもないのですが・・・
    なんにしても、ごろはちのおかげで村人たちは助かったわけです。
    ごろはちは神様になる運命だったから、いずれは何かしらの形でこうなることになっていたのかもしれません。

    長男は、保育園の年長さんのクラスで、このお話を劇で演じてたのを見ていたので、
    ストーリーは把握していました。
    まだ、感情移入して泣いたり、ということはありません。
    何度も読み、年齢を経てまた感じるところが違ってくるかと思うので、繰りかえし味わいたい絵本です。

    投稿日:2011/02/27

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    1
  • ごろはちの結末

    • イヨイヨさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    タイトルが気になって読んでみました。ごろはちは、この村のいたずら好きのたぬきです。いたずらたぬきなのに、どうして だいみょうじんと呼ばれるようになったかのおはなし。
    蒸気機関車が普及してなかった時代のおはなしで、聞き慣れない方言からか、4歳の息子にはピンときてない様子でした。
    お話を読む前に、言葉のことと時代のことを少し説明した方が良かったかな?と思いました。
    ただ、突然やってくるごろはちの最期に、何か感じるものがあったらしく、自分でよく読んでいます。

    投稿日:2019/02/02

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  • 最後はかわいそう。

    このお話は、たぬきが主役のお話です。
    書いてある文章が、民話調というか、方言のような感じなので、
    娘には少し難しかったようです。
    最後の描写も、おとなはわかるのですが、娘はしきりに
    「どうなったの?」「どうなったの?」と聞いてきました。
    簡単にいうと、たぬきが村人たちを守って、しんでしまうという
    お話なのですが・・・。
    悲しいお話なので、もう少し大きくなってから、理解させてあげたい
    なと思いました。

    投稿日:2014/12/03

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  • おそなえの さいそく

     ごろはちだいみょうじん、といってもじつはタヌキです。
     「キツネとまちがえて、あぶらげ」と、おそなえものに文句をいっているのは、笑ってしまいました。

     タヌキのいたずら、村人は「おそなえの さいそく」だと、ちゃんとわかっているのが、ほほえましいです。
     ちょっと昔までは、人の暮らしのすぐそばにタヌキがいたんだなと、しみじみしました。

     村人を汽車から守るために、犠牲になったタヌキ、、、。
     でも死んでからも、文句をいっているのが、タヌキらしいです。
     楽しくて、しみじみするお話でした

    投稿日:2014/09/19

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  • 結末にビックリ

    「きつねとちがうで〜、たぬきやで」
    軽い調子で語られていたので、まさかこんな結末だなんて!
    いたずら好きだけど、なんて気のいいたぬきでしょう。

    はじめは「きつねとちがうで〜」と軽口たたいているのを
    クスクス笑いながら聞いていた息子も
    最後は神妙な面持ちでした。

    関西弁とごろはちの一人漫才みたいな語り口調が
    何とも絶妙で、悲しいお話なんですけど悲壮感がなく読めました。

    投稿日:2014/05/07

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  • ごろはちの最期を子どもたちはどう思う?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子11歳

    このお話は昔話風に作られていますが、創作ですよね?
    時代は文明開化の頃、明治の終わりか大正時代くらいでしょうか?
    汽車(鉄道が通る)というラストのシーンを読むまでは、
    もっと昔の江戸時代の昔話か何かをもとにした作品かなと、思っていました。

    他のナビの方も感想に書いていましたが、関西弁風の語りが面白いです。
    読み聞かせでやるとしたら高学年以上でしたら、理解できると思います。
    ただ、落語のような軽快な語り口調で終わっているとはいえ、主人公の「ごろはち」が死んでしまうラストはただの楽しいお話ではありません。それが、子どもたちにどう伝わるか。ちょっと気になります。

    投稿日:2011/05/15

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  • 昔話の切なさ温かさ

    昔話ばかり借りてくる娘が
    幼稚園で選んできた一冊。
    ものすごい古臭い口語の関西弁で書かれているので
    この本は関西圏の人間でも、なかなか読むのは難儀です。

    しかし、お話は笑いもあり涙もありと非常にバランスの取れたものでした。
    私はこのお話を全く知りませんでしたが
    長く読み継がれるに値する、すばらしいものでした。
    落語家の方などが、身振り手振りでお話されたら
    もっと命が吹き込まれて、エンターテイメントとして鑑賞できそうな気がします。

    投稿日:2010/02/22

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  • 哀しさを包み込む語り口

    ごろはちは「てんごしい」(いたずら者)のたぬき。
    村人をだましてはおそなえの‘あぶらあげ’を催促してました。
    前半は、たぬきと村人たちとのだまし・だまされのやりとりが
    素朴な感じで語られています。

    そんな村に、鉄道が開通することになり。。。
    関西弁の味のある語り口によって、おもしろみが与えられ、哀しさを包み込んでいます。

    絵は、梶山俊夫さん。われもこう、たで、あけび…この絵本には随所に
    秋の野の花が描かれています。
    秋から初冬の読みきかせに向く絵本です。

    投稿日:2009/11/14

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  •  秋、月、たぬきと連想して、たぬきの絵本を図書館でさがして手に取りました。
     
     扉絵(含タイトル)もなく始まります。

     ごろはちだいみょうじん いうても、
     かみさんの ことやない。
     たぬきの はなしや。
     
     の、関西(奈良?)弁で、これは楽しそうと思って読みました。
      
     むかしむかしのお話で、てんごしい(いたずらもの)のたぬきと上手に共存するために、村の衆が“ごろはち(たぬきの名)だいみょうじんさまさま”と奉って、時にはお揚げ?もお供えしていました。
     
     ごろはちのわるさは、どれもこれも憎めない可愛らしいものばかり。
     ときには、お詫びをこっそり届けたり。
     村の衆も目くじら立てずに、しっかりのんびりだまされてやっています。
     村に鉄道が敷かれ、日の丸の村の衆を見たとき、“戦争?”と嫌な事を連想してしまいましたが、ラストはもっと驚きました。
     結び方がとても上手で、涙の後に笑いで本を閉じれました。
     
     このストーリーにぴったりの絵でした。
     ほのぼのゆっくりと時間がながれていたよき時代が、本当に良く伝わってきました。
     
     息子は、「『ごんきつね』のたぬき版みたいだ。」と自分で音読し直してました。彼も、関西弁好きなんです。

    投稿日:2009/09/11

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