新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

あな」 みんなの声

あな 作:谷川 俊太郎
絵:和田 誠
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1983年03月
ISBN:9784834009217
評価スコア 4.43
評価ランキング 11,639
みんなの声 総数 115
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115件見つかりました

  • 穴から見上げたちょうちょ

    ひろしくんは淡々と穴を掘っています。
    何のために穴を掘っているのでしょう。
    いろんな人が覗き込みます。
    不思議な話です。
    子供向けでもあり、大人向けでもあり。
    遊びのようでもあり、哲学のようでもあり。
    表紙に描かれた、穴からのぞいた空。
    和田誠さんは、穴の意味をそこに見つけたようです。
    穴から見上げた空をちょうちょが一匹ひらひらと飛んでいきます。
    自分で満足できる景色。
    これは分かります。
    「何のために山に登るのか」
    「何のために旅に出るのか」
    最初から答えがわかっていたら、山登りも旅も楽しみが半減するでしょう。
    不思議ながら妙に納得してしまった作品です。

    投稿日:2011/09/23

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  • ワタシも掘りたい・・・

    『何もすることがないから、あなを掘る』

    コドモが自分の身の丈より深い穴をこしらえる・・・という設定が
    平成の今では、度肝を抜く発想です。

    シンプルでわかりやすい絵と、歯切れのよい短い文。

    男の子ならではの単純な好奇心が
    ストレートに伝わってきます。

    おとうさんの『見守りスタンス』が、非常にいい!
    育児のエッセンスとして、加えたいほどです。

    投稿日:2011/06/22

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  • 対象年齢を問わない絵本

    • 土筆さん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子5歳、女の子3歳

    話は単純なのに奥が深い絵本です。
    表紙は穴の中から空を見上げた図で、裏表紙は穴の中を覗き込んだ図です。子供に読みましたが、私の方がはまりました。深く考えさせられます。

    投稿日:2011/03/06

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  • ただ掘る

    谷川俊太郎さんの文章だったので読んでみました。

    ひまだから穴を掘ったというお話です。ただ掘るだけ。そこが何とも不思議なような、いや何でもないような・・・。

    大人としては何か考えさせられる、というか考えてしまう絵本なのですが、息子にはまだわからなかったようでした。

    投稿日:2011/02/12

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  • 何のあな??

    題名からでは全くどんな話なのか想像もつかず・・・
    娘は「何の穴かな??」と言いながら読み始めました。
    すると、ひろしくんという男の子がどんどん何の理由もなく穴を掘っていくお話でした。掘っている途中に妹やお母さんやお父さんが色々と聞いてきます。なんか不思議な気持ちになるお話でした。
    娘はさいごに「穴をうめる」という言葉がでてくるのですが、どういう意味かが分からず、聞いてきました。説明に困ったのですが、一番さいごに平らになった地面の絵が描かれてあったので、「こういうことだよ」と言うと、娘もわかったようでした。
    ほんとに、時間があればこういう穴をほって、穴の中でゆっくりしたいなぁ〜と思ってしまいました。

    投稿日:2010/12/28

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  • あなを一緒にほって

    1歳七ヶ月の息子へ。
    まだ早かったです。
    一緒に穴を掘って遊んだので、
    題名だけみて図書館で借りました。

    シンプルな絵と物語りはいいのですが
    小さな子には向きません。
    対象年齢が4歳でした。。。

    穴をほっている男の子を指差すくらいで
    すぐに本を閉じてしまいます。
    こぐまちゃんの穴掘りの絵は分かるようでした。
    もう少し大きくなって読んでやりたい。

    投稿日:2010/12/05

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  • 不思議な世界☆

    • JONさん
    • 30代
    • せんせい
    • 愛知県

    初めから、「何が始まるんだろう・・・」というような顔ですごく静かに見てくれました。みんなすぐにこの本の不思議な世界に引き込まれてしまったようです。ひろしくんの「だめ」「さあね」「まあね」などのクールな返事に見ていくうちにくすくす笑い声が聞こえてきました。途中で出てくるいもむしの動きにも注目して見ていて、ページをめくる度に「わー!!」と興奮していました。なんだか心が落ち着くような、不思議な面白さのあるほんだなぁと思いました。

    投稿日:2010/12/01

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  • 無意味なことにも答えがある

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子3歳

    ひろしはただ穴を掘ります。
    一見、何の目的もない穴のようだけど
    (最初は何の目的もなかったのかもしれません)
    掘り終えたひろしは何だか
    満足と達成感に満ち溢れていました。

    ひろしは穴の中から空を見ます。
    「いつもよりあおく もっとたかくおもえた」
    変わらないものを違う角度から見ると
    自分の気持ちも違ってくること、
    ひろしは新しい感覚を見つけたんだと思います。

    シンプルな絵でシンプルな文なだけに
    いろいろと考えてしまう絵本でした。

    投稿日:2010/11/15

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  • まだまだ経験不足がゆえ

    あなを掘る。やってみると意外と容易いことではないと気づかされます。幼い頃、落としあなを夢中でこしらえたことがありました。場所によっては石が多くて手がしびれたり、柔らかすぎると掘った端から崩れて、思うように掘れなかったのを思い出します。絵本の土はあな掘りに理想的な土だなと感じたのは、僕の邪推ですけど、小学1年の息子は、せいぜい公園の砂場で、小さなスコップでトンネルを作ったくらいの経験しかないのだろうなと思うと、「これではいかんな、でもまだ遅くないぞ」と反省させられました。
    自分がすっぽり入れる大きなあなとなると、掘った経験のある人の方が少ないでしょうから、掘ってみたいなと憧れる気持ちもある一方、一人であなに入るのを想像すると、恐怖で身が縮むようでもあります。息子も「あなを掘りたい。そしたらまた埋めたい!」と言うものの、「自分は入りたくない!!」と怖がっている様子でした。
    表紙の画。あなに体を沈めて空を仰ぎ見た景色は、静寂とともに安らぎを感じて、じわりじわりと優越感に浸る時間が流れているように見て取れました。あくまで想像ですので、実際に息子とあな掘りに挑戦してみて、その通りか試してみたいものですが。
    みなさんのレビューを見ても、子供がというよりは、それなりにあな堀りを経験した大人が、あなの中から空を見上げるいう発想に、ハッとさせられた方も多いようですね。そういう意味でも、大人向けの作品なのかもしれませんね。

    投稿日:2010/07/30

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  • 考えさせられるなぁ

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子2歳、男の子0歳

    何もする事がない日に黙々と穴をほりすすめます
    おかあさんや妹やお友達やおとうさんが次々に来て声をかけます
    登場するだれもが余計な深いりをせずに
    温かく見守る雰囲気に日々の育児を振り返り考えさせられました

    息子が何かを思い、はじめたヒョンなことを
    はじめから妨げてはいないだろうか?
    絵本の中のお兄ちゃんのように自ら納得する過程を見守れているだろうか?
    なんとも考えさせる事が多い素敵な絵本でした

    投稿日:2010/07/08

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