昔から「こまごましたこと」が好きだった私は。絵本のさし絵も、どうでもいいことまで細かく描いてあるようなものが好きでした(たとえば『のばらの村のものがたり』シリーズとか)。
ばばばあちゃんの本を読んで、あ、これ昔みたことあるな...と思ったのは、ばばばあちゃんといつも一緒にいる犬が、ハンモックでアメをもったまま昼寝してしまってるシーン。そういえば「おつかい」という楽しい絵本が家にあったなって思い出しました。あの絵本でも、主人公の女の子のそばで犬や猫が一緒にばたばたしていて、でも他人事だしーって感じにアメをかじってるんです。絵本って、子供のころの気持ちをほんとにすぐに呼び覚ましてくれるから不思議ですね。
マフラーというからには冬のおはなしだろうと思ったらおおちがいでした。ばばばあちゃんのマフラーは、押し入れやクローゼットで暑い季節をすごすことなく、12ヶ月レギュラー出演です。口はすこし悪いけど、子供の心をもちつづけていて、でも公平にみんなを愛する気持ちもちゃあんと持っていて、お世話好きなばばばあちゃん。ストーリーがある普段のシリーズとはまた別の顔がたくさん見られる1冊です。
娘も、ほかのばばばあちゃんの本よりもこっちのほうが好きみたいで、なんどもなんども自分でページをめくっては、「早くねんねの時間にならないかなー」と、読んでもらえるのを楽しみにしていました。