さっちゃんのまほうのて」 みんなの声

さっちゃんのまほうのて 作・絵:たばた せいいち
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1985年10月
ISBN:9784033304106
評価スコア 4.89
評価ランキング 11
みんなの声 総数 181
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181件見つかりました

  • 真摯な暖かさ

    • あんぴかさん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 女の子9歳、女の子2歳

    先天性四肢欠損という障害をもったさっちゃんのお話。
    障害者の絵本というと取っ付きにくいかもしれませんが、まだ、偏見を持たない小さい子達にぜひ読んであげてください。
    手が「おかしい」といわれて傷つくさっちゃんに優しく語り掛けるお母さん、「さっちゃんの手は魔法の手」と元気をくれるお父さん。そして先生もお友達もさっちゃんの周りの人たちは真摯な暖かさに満ちています。
    子ども達だけでなく、子どもの周りの全ての大人にも読んで欲しい絵本です。

    投稿日:2004/02/09

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  • みんなが考えてほしいこと

    • ぽぽろんさん
    • 20代
    • ママ
    • 長野県
    • 女の子3歳、男の子2歳

    私は涙が出てきて、何度も読むのが止まってしまいました。子供たちはそんな私を見て不思議そうな顔。5本指のある子供の手とさっちゃんの手が描かれているページでは、自分たちの手を確認していました。「さっちゃんの手、おかしい?」と聞いたら、長女は首を振ったけど、実際にはそういうお友達に出会ってないから、まだ難しかったかな。
    子供は感じたままストレートに言いますよね。親のほうもそんなこと言っちゃダメ、見ちゃダメ、そうなることも多いのではないでしょうか?さっちゃんのお母さんの言った、おなかの中で怪我しちゃったと言う言葉、これを他の子供たちに、そしてお母さんたちに伝えたいですね。
    体が少し違うからできない、ではなくて、できるところを沢山見つけてあげられる子になって欲しいと思います。
    これからも時々読み聞かせてあげたいと思います。

    投稿日:2003/12/18

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  • こどもと話し合える絵本

    まだ未婚で子どものいない私ですが、ボランティア先の知的障害をもった子どもとこの本を一緒に読みました。
    なかなか集中できない子なんですが、真剣に「なんで指ないの?」「痛い?」「あきらくん意地悪だね」などと質問の嵐。
    ひとつひとつにゆっくり答えながら、偏見の中で苦労していくかもしれないその子にさっちゃんのように悩みながらもたくましく生きていって欲しいなと思いました。
    いじめが学校の中で巣食っている今日この頃。
    それぞれの子どもがまほうの手、まほうの足、まほうの心を持ってこの世に存在しているのだということを
    考えさせられる一冊だと思います。
    いろんな子どもに、そしてお父さん、お母さんに、保育所・幼稚園・小学校の先生に読んで欲しい絵本です。

    投稿日:2003/12/05

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  • 偏見を持つ前に是非読み聞かせを!

    • まりん♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳

    障害者を見る子ども達の目、
    それは残酷なほど正直な反応です。
    でも障害はその人の意思にかかわらず、誰の身にも起こりうることなのです。
    うちの娘も足の指に先天的に障害を持っています。
    もちろん本人に何の責任もないのですが、
    幼稚園や学校で【どうしてそんな指なの?】と何度も聞かれたようです。
    小さい頃はそんなこと聞かれても本人はどう答えたらいいのかわからなかったでしょう。

    私自身娘にどういったらいいのか困っていた時にこの絵本に出会いました。
    涙が止まりませんでした。
    それ以後、娘には
    【おなかの中で怪我をしてしまったのよ。
    でも神様がくれた大事な指だからね。
    神様があなたなら大事にしてくれると思ってあなたにくれた指だからね。】
    と話しました。

    投稿日:2003/11/12

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  • 当たり前になるといいな。

    亡くした娘が生きていたら、きっと片手が不自由でした。生きてるってすばらしいと思わせてくれます。どんなに傷つくことがあっても、人と人が支えあって乗り越えていける。回りにはいろんな人がいて、みんなが違うということが当たり前に受け止められればいいなと思います。小さいときから、こういう本に触れさせてあげたいと思います。

    投稿日:2003/10/07

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  • 特別なことではなく、普通のこととして。

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子9歳、女の子7歳、女の子2歳

    評価ランキングでベスト10入りしていた時期もあり、ず〜っと読みたかったのに、なかなか手に入らなかった絵本です。

    やっぱり、すごくよかったです。
    おとうさんやおかあさんの言葉を読む時は、涙声になってしまいました。

    生まれつき右手の指がないさっちゃんは、ようちえんのままごとあそびで、お母さん役をやりたいと言うと、いつもお母さん役の子から、「さっちゃんは おかあさんにはなれないよ!だって手のないおかあさんなんてへんだもん。」と言われ・・・?

    障害のことも小さな子にもわかりやすく説明されていて、お話もとても身近な幼稚園でよくあるできごとのひとつ(けんか)としてかかれていて、素直に構えず読むことができます。

    寝る前の絵本タイムの最後に読んだのですが、今にも眠りそうだった長男(小4)も長女(小2)も起き出して、身を乗り出して聞き入るほど、心に響いたようです。

    長男も長女も大好きな「おしいれのぼうけん」や「ダンプえんちょうやっつけた」で、いきいきとした子どもたちを描いているたばたせいいちさんの絵も魅力的です。

    私も、年齢を問わずすべての人におすすめしたいです。

    投稿日:2003/07/27

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  • 私ならああは言えない・・・・・・

     年長の娘のクラスに軽度の小児麻痺のお友だちがいます。障害のある子とお友だちになるのは初めてで、不思議に思うんでしょうけど、彼女の障害のことをよく私に聞くし、「○○ちゃんはどうしてそんな歩き方なの?」とストレートにご本人に聞いてました。
     思いやりや優しさって、親の理屈を聞かされるより、子ども本人が傷ついたり傷つけたりしながら身についていくことが多いと思います。だから、親の私が「○○ちゃんにあんなこと聞いちゃダメなの!」なんて叱るより、そのときの彼女の悲しそうな表情や、障害に負けずにいつも頑張りやさんなところを見て、自分で何か感じてくれればと思いました。そんなときこの本を知り、図書館で借りて読みました。読み終わったら「○○ちゃんも、お母さんのおなかの中でけがしたのかな」と言っただけで、黙って自分でパラパラと絵を見てました。
     それにしても、さっちゃんのお父さんとお母さんのことば、読み聞かせの最中でも涙が出そうになりました。私なら、あんなふうにさっちゃんに話せるだろうか? さっちゃんの障害を知ったときから、あの言葉が言えるようになるまで、お父さんお母さんも、数え切れないほどの心の壁を乗り越えたんだろうなと思いました。

    投稿日:2003/07/23

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  • 年齢問わずに読んで欲しい

    • ルフナさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳

    とても分りやすく、しかも真髄をついている作品だと思います。
    子供には幼稚園に入ったくらいでしたから、4歳半くらいに初めて読んであげたと思います。

    あまり小さすぎるとただ流し読みになってします・・。
    しかし、集団生活を始めて間もない頃に、先ず1度でも良いから、読んであげて欲しいと思います。
    その後は、自分で読むのも良し・・読んであげるのも良し・・手に届く所の本棚に、一緒に並べて入れておいて欲しいです。

    子供にだけでなく、小学生にも・・大人にも(特に子供に関わる方に)読んで欲しい本です。

    投稿日:2003/06/04

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  • うちの小学生も感動していました。

    いい本でした。
    文句なしにいい。
    さっちゃんも素晴らしいけど、お父さんもお母さんも素晴らしい。担任のけいこ先生も素晴らしい!私にもし、先天性の障害を持った子が生まれていたら、こんなふうに受け止めてあげられるかどうか…。
    さっちゃんは、先天的に不自由な右手で生まれてきてしまったけれど、周りにいる人の「優しくて力強い想い」を一杯もらって、ものすごくラッキーな環境に入ると思う。
    もちろん、さっちゃんが元気で楽しい人生を送ってくれさえすれば、お父さんもお母さんもとっても幸せなんだろうけれど。
    うちでは小学生の子供が読んで、感動したようで、何度も読み替えしてていました。

    投稿日:2003/05/19

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  • 総ての親子に読んでもらいたいな

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子5歳、男の子3歳

     生まれつき右手の指がない女の子のお話し。
     とても子供にわかりやすく、生まれつきの障害について描かれていて、障害を持つ、持たないに関わらず、総ての親子に読んでもらいたい作品です。
     さっちゃんが、母親にどうして自分はみんなと違うのかと問う場面があります。
    「おかあさんのお腹の中で怪我をしてしまって、指だけどうしてもできなかったの」
    という説明になるほどと、関心するとともに、胸を打たれました。
     そして、さっちゃんのお父さんが、
    「さちことてをつないで歩いていると、とっても不思議な力がさちこの手からやってきて、おとうさんのからだいっぱいになるんだ。さちこの手はまるで魔法の手だね。」
    と励ます言葉に、胸がいっぱいになりました。
     世の中には、自分とは違ういろいろな人間がいて、みんな頑張って生きているんだということを我が家の子供達にもわかってもらいたくて読みましたが、なんだかすごく自分の栄養にもなったようです。

    投稿日:2003/02/20

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