ずーっとずっとだいすきだよ」 みんなの声

ずーっとずっとだいすきだよ 作・絵:ハンス・ウィルヘルム
訳:久山 太市
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1988年11月
ISBN:9784566002760
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,284
みんなの声 総数 163
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

163件見つかりました

  • これからもずーっと

     我が家にも娘が生まれるずっと前から飼っている犬がいます。娘は、自分の弟だと思っていますが、本当はもうおじいちゃん。娘が年々成長していくにつれ、犬は日に日に年を取っています。「その日」はそんなに遠からぬうちにやってくるんだろうなぁ、と思うと、どうしたらいいのかわからなくなるくらい悲しい気持ちでいっぱいになります。

     なので、この絵本を読むのも、現実に向かい合うようで、とてもこわく、娘にも読んであげる勇気がなかなか出ませんでした。でも、教科書に載っていることを知り、それなら、まず娘と2人だけで、じっくりと読みたいと思い、クローゼットの未読の本の中から出してきました。

     娘は、すでに教科書のお話を1人で読んでいたようで、本をめくる前に、「最後に死んじゃうだよ」と、教えてくれました。そして、その場面が来ると、「どうして夜の間に死んじゃったの?」と聞くので、
    「年をとったんだね・・・」と答えると、「年をとると、眠ってる間に死んじゃうの?」と、不思議そうに尋ねました。

     こうやって、大好きな飼い主の傍らで、そっと静かに最期を迎えられるのは、何よりもしあわせなことなのかもしれません。「ずーっと、ずっと、だいすきだよ」という言葉を胸に、安心して眠りについたんでしょうね。

     我が家の犬にも、私たち家族といっしょにいられて本当にしあわせだった、と思ってもらえるように、これからもずっと精一杯の愛情を注いであげたいな、と思っています。

    投稿日:2010/12/04

    参考になりました
    感謝
    0
  • うるうる・・・

    子供にというよりは自分がほしくて
    購入しました。

    絵もとても温かみがあって素敵なのですが、
    内容もとてもいいです。相手を思いやる気持
    ちや、相手に自分の気持ちを伝える大切さな
    ど色々なことを教えてくれる気がします。

    3歳の子供には、まだ難しいようで、内容を
    ちゃんと理解はできていないようですが、私が
    読むたびうるうるしているので、色々子供なり
    に感じとっているようです。

    この本を読んでから、大好きと言う回数が親子
    で増えた気がします。

    もう少し大きくなったら内容も理解できて
    この本のよさが子供にもっと伝わるかなと
    思っています。

    投稿日:2010/09/21

    参考になりました
    感謝
    0
  • 「今」を大切に・・・

    4歳の娘には、初めての「死」がテーマの絵本です。
    娘は、まだ本当の「死」に直面したことがないので、
    いまいちピンとこないようすでした。
    でも、長年ペットと接し続けてきた私にとっては、
    切ないテーマです。
    子どもの頃は、つい自分の都合で、世話したりしなかったり
    したけど、死んだものはかえらない。
    この本を読んでいると、そんな過去や現在の反省が、ふつふつと
    浮かんできます。
    娘には、ペットに限らず人間だって、「今」を大切にしないと
    いけないことを学んでいって欲しいなと感じた一冊でした。

    投稿日:2010/09/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • いつもいつもすき

    子供にとってずっと一緒にいた仲間が死んでしまうことは
    どんなにつらいことだろうと思います。
    そんな辛さに少しでも慰めを与えてくれる本だと思いました。
    「いずれ死ぬのだったらもう飼わない」ではなくていつも「その時」を
    大切に過ごしたらいいのだというメッセージがステキに思えました。

    投稿日:2010/06/09

    参考になりました
    感謝
    0
  • ワンちゃん買っている方必見

    子供が5歳のころ初めてワンちゃんを飼い始めました。
    ペットを飼う事は情操教育にもなります。
    そして死に行くとき子供や家族に沢山の思い出を残してくれます。
    本に出てくる幼い男の子に涙を通り越した安心感が生まれるのは疑問ですが、家族通して生き物全てに思いやりの心を持つ事を教えてくれている気がします。

    投稿日:2010/03/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • 後悔しないように

    犬の話しですが大切な人間にも通ずるお話だと読んでいて感動しました。いる事が当たり前と思うと失った時にもっと言える事やしてやれる事が沢山あったのにと後悔してしまうから大事な人を大切に、毎日を懸命に精一杯の気持ちで生きなければ、と気づかされる1冊です。

    投稿日:2010/01/11

    参考になりました
    感謝
    0
  • 言葉で伝えること。

    • 蒼良さん
    • 20代
    • せんせい
    • 兵庫県

    この絵本では少年と犬のお話だったんですけど、
    自分の気持ちをちゃんと言葉にして
    相手に伝えることっていうのは
    とっても大切なことだと思うんです。

    でも、相手に対して
    「ずっと大好きだよ」なんて言葉は
    言わなくてもわかっているだろう、
    なんて思って、なかなか口に出せません。

    特に日本人はそうかもしれませんね。
    「あいしてる」とか
    そういうの、照れくさくって
    素直に言えなかったりします。

    僕自身もそうだなぁって。

    自分のためにも、
    もっと素直に言葉に出して
    大切な気持ちを相手に伝えなきゃなぁ、
    なんてことを思いました。

    投稿日:2009/10/24

    参考になりました
    感謝
    0
  • 毎日でも言おう

    • Yuayaさん
    • 20代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子6歳、女の子4歳

    この絵本は死と向き合う絵本だという事を知っていたので、なかなか読めずにいました。
    息子の教科書に載っている事を知り、思い切って借りてみました。

    この絵本では生まれた時からずっと一緒にいた犬が年老いて死んでしまいます。
    そうだね。
    犬は人間ほど長生きはできないもんね。
    私も犬を飼っていた事があるので、読み初めから切なくなってしまいました。
    ペットだけでなく、幾度と悲しい別れを経験している私には後悔があって・・・それがこの絵本のメッセージそのものでした。

    この絵本を読み終わった後、子供達に「ずーっとずっと大好きだよ」と伝えました。
    「え?まだ死なないよ」と笑われちゃったけど(笑)
    言わなくても伝わっていると思う事もあるけど、やっぱり言葉で伝えたい。
    ずーっとずっとそう感じていて欲しい。
    もう後悔しないように。

    投稿日:2009/10/11

    参考になりました
    感謝
    0
  • 言葉で伝える事の大切さ

    絵本クラブ対象

    私も犬を飼っています。
    エルフィーのやんちゃな姿が微笑ましく描かれていて、わんちゃんらしいいたずらの愛らしさがよく伝わってきます。

    エルフィーとは言葉のコミュニケーションがとれないけれど…
    きっと、男の子の想いは伝わっていたと思います。

    わんちゃんに対してのお話ですが、動物だけでなく、大切な人へ言葉に表して伝える事の大切さを思い出させてくれます。
    私も、たくさんたくさん、愛犬に大好きと伝えたくなりました。

    死がテーマですが、晴れやかで優しい気持ちになりました。

    投稿日:2009/09/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • 涙で声がつまります

    私自身、少し前に13年間共に暮らした愛犬を看取ったばかりなので、読みながら何度も涙がこみあげてきました。
    そういえば「好きだよ」なんて言ってあげたこと、一度もなかったなぁ。
    言ってあげれば良かったな、なんて考えていたら、ものすごく泣けてしまいました。

    2歳の息子が、死がどういうものなのかを理解するには、まだまだ時間がかかると思います。
    でも、この絵本の温かみのある絵や、主人公の少年の純朴な言葉で語られる身近なものが年老いていく悲しさ、死別の辛さというものは僅かながらも伝わったのではないかと思います。
    楽しかったエルフィーとの日々が丁寧に描いてあって、悲しさがより一層、伝わってきます。

    私も身近にいる大好きな人たちへ、一緒に過ごせる幸せや感謝の気持ちをもっと伝えていきたいと改めて思いました。

    投稿日:2009/09/18

    参考になりました
    感謝
    0

163件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ならんでみせます!
    ならんでみせます!
    出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
    今日も道路に並ぶ白い線たち。子どもたちが横断歩道を渡るのを見て、うれしくてたまりません。ところが――
  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

全ページためしよみ
年齢別絵本セット