「わたしとあそんで」って 森で色んな動物たちに話しかけたり、近寄ったりするけど
どうして? みんな逃げちゃうのかな。
とうとう、わたしは一人ぼっちになって、腰を下ろして、じっと座っていました。
そうすると、さっき逃げていった森の友達がみんな戻ってきたのです。
絵本って、奥深いな。
これって、本当にわかりやすい言葉で、シンプルな絵で、情景が良く浮かぶ。
でも、この本、今大人のわたしが読んでも、心に響くのね。
様々な動物が逃げていったり、また寄って来たりするたびに、
人にもいろんな人がいて、相手のことをよく観察したり、気遣いも大切だし、
話題の選び方も大事、色々あるよなぁ・・・。大人のわたしは思います。
一方的なアプローチじゃ、親密な関係は作れないこと。
そんなことを、考えながら。
ごっこ遊びは楽しいです。
「わたし」になって、みんなに近寄って行ったり、
じっと座ってみんなが近寄ってくる気配を感じとったり。
そんな劇をしていると、お話の世界にいともたやすく入り込むことが出来ます。
ごっこあそびは、たいせつ。
幼少時にどれだけ、非日常の体験、他者の気持ちになってみる体験をするか。
これを思い切り経験していないと、成長してから、
他者の立場になってものを考えられなくなるし、
リアルとバーチャルの区別がつかなくなるそうです。
「絵本ごっこ」いいと思います。
時には一緒に子供になって、お話の世界に入り込むと、
思わぬ宝物が見つかったりするものです。