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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

にじいろのさかな」 大人が読んだ みんなの声

にじいろのさかな 作・絵:マーカス・フィスター
訳:谷川 俊太郎
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1995年11月
ISBN:9784062619516
評価スコア 4.05
評価ランキング 26,792
みんなの声 総数 214
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15件見つかりました

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  • しつけ

    なんだか、チョット残念な印象です。

    とても綺麗な絵で海の世界を表現されていて、きらきら光るうろこなどオリジナリティがあるのに・・・

    お話のほうが、いかにも「子供のしつけ」を目的とした内容だと感じられました。
    友達と分け合うことが大切なことはわかるのですが、わけっこをしないと仲間はずれになるということも考えものです。

    にじうおにとっては、光るうろこは体の一部であり、自慢できる大切なものだったのですから。

    それを、簡単に「ちょうだい」と言ったり、くれなかったら周りに言いふらして仲間はずれにしたりと、そちらのほうがよっぽどたちが悪いのではないでしょうか。

    絵が素晴らしいのに、その世界に浸れなかったことが残念です。

    投稿日:2011/09/26

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    2
  • 絵がきれいです

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    絵がきれいな絵本だと思いました。
    とてもきれいなうろこをうらやましがるみんなに分け与えるとみんなが手のひらを返したかのようなところは私はあまり好きになれませんでした。自分の持ち物ならともかく体の一部というのが抵抗あります。まあお話なので例えでうろことしたのかとは思います。読み手のとらえ方にもよるかもしれませんが…。

    投稿日:2014/07/08

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    1
  • 挿絵が美しい!

    気になりつつも読む機会がなく、やっと読むことのできた一冊です。
    レビューを書くにあたり、先に皆さんのレビューを読ませていただいた
    のですが、評価が真っ二つに分かれていて、大変驚きました。

    ポイントはやはり、「銀のうろこ」の存在なんですね。
    「銀のうろこ」を持っていたから、傲慢な横柄な態度が身についてしまった
    にじいろのさかな。

    無邪気に「銀のうろこ」を欲しがった小さな魚(おそらく稚魚)に対しても
    傲慢で横柄な態度で接したという噂は、にじいろのさかなの印象を今までで
    一番最悪なものにしてしまったのでしょう。

    このことでみんなに無視されることになったにじいろのさかなは、たこに
    アドバイスを受け、宝物である「銀のうろこ」をみんなに分け与えることで、
    みんなとの距離を縮めることができるんです。

    その様子はまるで「銀のうろこ」で友達を買収しているようにも見え、
    レビューでの批判が絶えないのだと理解できました。

    そもそも、にじろのさかなが無視されるようになったのは、今回の出来事
    だけが問題なのではなく、それまでの傲慢な態度の積み重ねが原因なのだ、
    と思うんですよね。

    「銀のうろこ」を保有していたことで、周りの魚を見下していた魚。
    周りの魚は自分のうろこを褒めるためにいるのだと思っていた魚。
    「あそぼう!」と話しかけられても、無視して通り過ぎていた魚。
    そう、最初にみんなを無視したのは、にじいろのさかなの方ではないですか!

    他と違うところは、自分にとって最大の魅力ある長所であると同時に、
    最大の短所でもあると思うんです。
    にじいろのさかなにとって「銀のうろこ」は、まさに”それ”であり、
    「銀のうろこ」に頼りすぎてしまった結果、魅力が短所へと変わって
    しまったのかなと思います。

    そう考えると、たこのくれたアドバイスには、とても合点がいくんです。
    「銀のうろこ」が剥がされていくたびに、にじいろのさかなの凝り固まったプライドが
    徐々に剥がされ、そしてみんなと気持ちを共有する喜びを知るのです。

    注目すべき点は、「銀のうろこ」を失った後の魚の気持ちの変化でしょう。
    「あそぼう!」とみんなに呼ばれ、「いま いくよ」と返事をしていた
    にじいろのさかなの姿に、良かったねと思わずにはいられませんでした。
    おそらく、初めて本当の友達ができた瞬間だったのでは?と思います。

    評価がはっきりと分かれるこの作品、私はといいますと、好きな作品に
    一票投じたいと思います。そして、なんといっても挿絵の美しさは、
    天下一品だと思います。

    もしかしたらこの作品は、読んだ時の自分の心境や年代によって、いろんな
    捉え方の出来る作品なのかもしれませんね。いろんな人にこの作品を
    読んでいただき、どんな感想を持ったか是非聞いてみたいです。

    投稿日:2013/01/22

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    1
  • 受け止め方ひとつですが。。。

    • ももうさ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子3歳、女の子1歳

    美しい絵本の良いお話なのだけれど、作者の意図も汲み取れるのだけれど、
    でも何かがモヤモヤと引っ掛かる・・・。
    初めて手に取ったのは大分前なのですが、
    この思いを上手く表現できなくて、レビューを書けずにいました。
    最近ひさびさに読み返したのですが、やはり何かモヤモヤ・・・。

    魚達が銀色の鱗を欲しがることが、
    何だか自分の中で消化しきれないのです。
    それと、にじうおは自分のどこがいけなかったか、本当に分かったのかな?


    素敵な人に憧れたり、友達になりたいなと思ったり、
    そういう気持ちは勿論分かります。
    素敵な部分を真似したいなと思ったり、少しでも近付きたいなと思ったり。

    でも、それは授受するもの?
    ともすれば、『奪う』という見方も出来るのかも。

    鱗の授受でなし崩し、ではなく、
    横柄だった自分に気付き、真摯に謝るにじうおの姿が見たかったです。
    (私、同じような事を“ちいさなつきがらす”でも言ってますが;)


    我が家の子ども達には、私から薦めることはしないつもりです。
    自分で見つけて持ってきたら、一緒に読んで考えてみます^^

    投稿日:2011/04/10

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    1
  • なつかしい

    昔、教科書に載っていたお話で懐かしくて手に取りました。
    「あれ?こんなお話だったっけ?」と内容をかなり忘れていました。

    うろこをあげなかったから、仲間はずれにされたと言うよりも横柄な態度がダメだったのかな?と思いました。
    当時の自分はどんな考えを持ったのか…今となってはわかりませんが鱗をくれない=イジワル!と思ってそうです。

    投稿日:2023/10/19

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  • これはとても奥深いお話です

    私は魚が大好きです。魚と言えば、太平洋の楽園・パラオを思い出さずにはいられません。世界有数のサンゴ礁が広がり、多くの個性豊かな魚が生息しています。それだけにこの本は興味深く、読ませて頂きました。これはとても奥深いお話です。まずこの本の絵はあまりにも美しくて、素晴らしいと思いました。そしてストーリーは人によって捉え方は様々だと思いますが、ひじょうに深い問題を投げかけていると感じました。素晴らしい本だと思います。 

    投稿日:2023/07/01

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  • 現代風「昔話」

    昔読んで普通に良い話と思っていましたが…近年、賛否両論きっぱり分かれることを知りました。
    嫌いという方のレビューを見ても、「そんな話だったっけ?」とよく分からず…
    そんな折、読みかたりボランティアの仲間との学習会でこの本が紹介されました。
    読みかたりを聞いて、やっぱり最初に読んだ時の印象と変わらず、いい話だなあと素直に入ってきました。

    この本が嫌いという方の理由として「鱗を分け与えなかったから仲間に入れないなんてひどい」というものが多く見られましたが…いや、そもそもにじうおの態度はあまりにも尊大だよねと感じました。
    憧れの眼差しを持って近づいてきた魚たちをまず無視したのはにじうおの方。そして自分より小さな魚に威張り散らすにじうおに怯え、あるいはあきれて周りの魚たちは距離を置いていった…と…。「仲間外れ」というと、何だかとてもひどいことをしている感じがしますが…どちらかというと、気難しい地主に村人が寄り付かなくなったようなイメージ?

    それから、ここでの「うろこ」というものは、体の一部というよりは、例えば富の象徴だったり、豪華な服飾だったりというような比喩的なアイテムとして私には自然と感じられたのですが、そこでもし引っ掛かって面白くないと感じる子がいるとしたら、昔話のような、比喩的な表現が前提のお話をあまり読んだことがないのかなと思いました。(若干発想が飛躍していますが。)ちなみに、虹色の鱗を「美貌」や「才能」に置き換えられている感想もお見かけしましたが、この絵本の世界では鱗は着脱自在のアクセサリーのようですし(鱗を取ったりつけたりすることに何の制約もないので)、才能というのはそれを使って何かをするというイメージですので、私には読んでいる最中にはそう感じられませんでした。

    「にじうおは鱗を分け与えたから皆と仲良くなれた」というのは、「たまたま人より財産があり、それを盾に威張って周りを見下していた者が、財産を社会に還元する方向で活かすようになって皆の尊敬を集め始めた」という風に読めたので、私には面白かったのだと思います。
    まあ、寓話ですよね。それをそのままアニメーションにもできそうな可愛く鮮やかな絵柄とキャラクターでテンポ良く描いた感じ。私は好きです。
    幼い頃に読んだらどう感じたのかなあ…我が家の子どもたちに聞いてみました。小さい頃読んだ記憶があるという17歳娘によると「特別、面白い!というほどでもなかったけど、別に嫌な気はしなかった。最近読み直してからすごくいい話だなあと思った」とのことでした。
    残念ながら初版で読んだ頃、私は大学生。既に成人していたのですよね…
    ここまで読む人によって解釈が分かれる作品も珍しいなあと思いました。好意的な感想でも、色々な解釈があり興味深かったです。
    エールの代わりに星5つつけます。

    投稿日:2019/10/18

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  • 絵がきれいです

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    綺麗なうろこを持つ魚のお話。
    有名な絵本で、一度読んでみたいと思っていました。私はそんなに心を動かされませんでした。絵がきれいなので、購入しようと思ってましたが、図書館で読んでみて、別に買わなくてもいいかなと思い直しました。

    投稿日:2016/11/21

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  • 人間関係のバイブル?!

    読み終えて、実に奥の深い話だと思いました。

    羨望の的ととして傲慢な気持ちで、ただそこに“いる(存在する)”
    のと、多少、自分は何かを提供しなければいけないけれど、かけがいの
    ない仲間をえて、人に喜んでもらえることの喜びを知るのとどちらがいい?

    そういうことを、キラキラ光る鱗を通して、読者に問われている本だと
    思いました。しかも、絵が可愛らしいのに、訳者の谷川俊太郎さんの
    ストレートな文が、余計胸に残ります。

    今まで魚の話で外国の絵本というと、『スイミー』が一番に思いつきましたが、
    これからは、『にじいろのさかな』もすぐに頭に浮かぶことでしょう。

    実は、特集でレビューを募集と知って、今まで、題名や「きれいな本」と
    聞いたことはあったけれど手に取ったことはなかったので、恥ずかしながら本屋で
    立ち読みをしました。シリーズの最初のこの『にじいろのさかな』を読んだ後、
    とても興味が湧き、次々と横に並んでいるシリーズを読みました。


    どれも、場所は海の中で主人公は魚だけれど、人間関係や人生の大切な
    ことを教えてくれる“よきバイブル”でした。

    絵本としては幼稚園児くらいからがちょうどよさそうですが、十分に
    大人にも良本だなと思います。息子に全シリーズ揃えたいくらいです。
    是非、一読してください! お薦めです。

    投稿日:2010/12/15

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  • 幸せとは何かを考える

    考えさせられる、というより、色々と考えることができる絵本ですね。賛否両論あるのもわかります。 もともと自分のものなのに、どうして分けなきゃいけないのか?それも一つの正義。一方で、自分のもっているものを皆にも分けて共有したら、独り占めしている時よりも自分も幸せな気持ちになった。それも一つの幸せのあり方。 お菓子を一人で食べるより、皆と分けた方が美味しい、というのと似ているような気がします。(お菓子と体は違う!という批判もあるかもしれませんが。) ポイントは、分ける前後の気持ちの変化に絞られるのではないでしょうか。最初の頃のにじうおは、きれいなうろこが何よりも大事でしたが、分けた後のにじうおにとっては、他の魚と一緒にいることが幸せなのであり、その時には、もはやうろこは一番大事なものではなくなっているのです。だったら、あげたことは、今となっては大したことではありません。 絵もこの絵本の大きな魅力です。にじうおの表情はほとんど変わっていないのに、背景の色などから、心境の変化が読み取れます。きらきらのうろこの美しさも、最初はにじうおに集中していたのに、最後にはページ全体に広がります。 子供に読ませるなら、あまり小さい時期ではないほうが良い気がしました。「自分の大事なものをあげたら友達ができる」と理解してしまう年齢だと早過ぎると思います。幸せとは何か?を客観的に考えることができるようになってからが良いと思います。

    投稿日:2010/12/01

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