うちのこどもたちが小学生くらいの頃、ローレン・チャイルドの絵本をたくさん読みました。特に「ぜったいにたべないからね」はお気に入りで、何回も読まされました。
ここ何年か新しい絵本が出ていなかったので、油断してチェックしてなかったら、この作品は2014年に出版されていました。
わたしはこのローレン・チャイルドが「コラージュ絵本」のハシリではないかと思っています。
イラストの部分をコラージュするだけでなく、文字も絵のようにコラージュしちゃう感性、すごいですよね。
この作品は「下の子」が生まれた「上の子」のお話です。
お兄ちゃんから見る弟は、“小さいから”何でも許される存在。
これは憎らしいですよね〜。今まで自分だけが好き勝手にやれたんですもの。
いとうひろしさんが描くきょうだいモノにも近いものがありますが、
語り手の上の子がちょっと斜に構えているというんですか、冷静に観察しているようで動揺したりしてる感じが可愛いです。
楽しく読めます。