おばあさんを亡くしてしまったおじいさんは、とってもさみしそうで、たまらなかった。でも、そんなおじいさんを元気づけたのは、おばあさんが歌いながらつくっていたスープでした。
おばあさんはもうそばにいないのに、近くにいるような、やさしい空気に包まれています。スープに具が増えるにつれて、集まるものが増え、幸せが大きくなるようで、これは、きっとおばあさんからのプレゼントなんだなって気がしました。
最初は、おじいさんを見てさみしくなっていた息子も、読み進めるにつれて少しずつ明るい顔に。読み終わった後は、よかったね。って言い合いました。寝る前に読んだので、安心して寝付いたようです。