たった1本持っているリンゴの木にたった一輪咲いた白い小さな花がとてもきれい。
背伸びをして、手を伸ばし、その花に当たる風をふさいで立っているワルター。
どれほど大事に願いを込めて育てているかがわかる場面だ。
一つでもいいから、うちの木にリンゴをと祈る愚かしいほど優しいワルターに心打たれる。
その願いが叶って成ったリンゴは特大のリンゴ。
からだの何倍もある巨大なお化けリンゴとワルターのファンタジーがはじまる。
巨大なリンゴとおばけ竜という予想外(?)の展開に驚かされる。
力強いタッチの絵がストーリーを盛り上げるて、ファンタステックな世界が広がっていく。