新着レビュー

9月20日以降掲載分

  • 私も気づかなかった

    この絵本を、続けて2回読みました。
    すると、1回目では気付かなかったことに気付くことができました。

    確かに夜空にきらきらと瞬いている星は魅力的で、誰もが憧れるでしょう。
    でも、暗闇では気付かなかった足元に咲いているすみれも、同じようにかわいらしくて目を引きますね。

    私も、モーリスの言葉でその存在に気が付きました。

    他者と自分とを比べ始める、少し成長したお子さんに響く絵本かな、と思いました。

    掲載日:2025/09/24

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  • 松ぼっくりから

    • レイラさん
    • 50代
    • じいじ・ばあば
    • 兵庫県
    • 女の子2歳、女の子1歳

    素敵な科学絵本を発見です。
    松の木の松ぼっくりから、種が飛んでいき、木になるまでを描いた作品。
    100個の種からスタート、というのがポイント。
    結構な数だと思いますが、食べられたり、死んでしまったりと、
    その過程がなかなかすさまじいです。
    でも、それが自然界、しっかりと見つめましょう。
    ようやく、たった一本だけ成長するのですが、なんと!
    ところが、そこで終わらないのが、このストーリーのミソ。
    実は、こんな形でうまくいくなんて!
    何もかもうまくいくことをただ待つ。
    その木の心持ちを体感です。
    小学生くらいから、しっかり学べるでしょう。

    掲載日:2025/09/24

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  • 出口かずみさんの楽しそうな鳥の表紙にひかれて読んでみました。シジュウカラの忍者って、かわいくてほのぼのするのですが、いざという時は、合図をだして難をのがれるなんて、できる忍者です。小鳥の鳴き声の違い、興味深いなあと思ったら、鈴木 俊貴さんの監修だったんですね。最後の見返しの部分まで楽しめます。

    掲載日:2025/09/24

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  • 「音」がこの絵本の魅力の一つかもしれません。「ントゥングル・メンゲニェ」。日本語にはない「ン」から始まるその不思議な響きに、我が子はすっかり心を奪われ、何度も口に出して楽しんでいました。遠いタンザニアの言葉の響きが、一瞬で物語の世界への扉を開けてくれたのです。

    その扉の向こうに広がるのは、作者ジョン・キラカ氏がティンガティンガ・アートを礎に描く、躍動感あふれる世界です。鮮やかな色彩とユーモラスな動物たちの表情が、耳に残る言葉のリズムと一体となって、私たちの五感を豊かに刺激します。

    作者が村の語り部から聞き集めたという素朴な民話が、なぜこれほどまでに生き生きと感じられるのか。それは、文字情報だけでなく、異文化の音や色彩といった、身体で感じる要素が豊かに詰まっているからでしょう。

    まるで作者本人が、私たちの隣で語り聞かせをしてくれているかのようです。絵本という静的なメディアを通して、ダイナミックな口承文芸の楽しさを見事に伝えてくれる。そんな稀有な一冊でした。

    掲載日:2025/09/24

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  • ふわふわぽわん

    「むしゃくしゃ家族」は何から何までギクシャクして、不幸の連鎖のような家族でした。
    それが一転、「にこにこ家族」に変わるのだから不思議です。
    気持ちが変わるきっかけがあると、こんなにも世界が変わるのでしょうか。
    きっかけは末っ子の坊やが持ち帰った、「ふわふわぽわん」としたものでした。
    具体的なものでないところが重要かもしれません。
    きっとそれは何となく気持ちの良いもので、しかめっ面を笑顔にしてくれるものだったのです。
    笑顔は宝物かも知れません。

    掲載日:2025/09/24

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  • 私は昔からやなせたかしさんの大ファンです。だからこの本を読ませて頂きました。これはとてもハッピーな気持ちにさせてくれます。私はこの本を読みながら、あんぱんまんの世界にひじょうに心地よさを感じました。共感できるところがいっぱいありました。自宅にもあんぱんまんのぬいぐるみがありますが、ぬいぐるみを見るたびにこの本を思い出します。ありがとうございました!

    掲載日:2025/09/24

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  • 相国寺の美術館で出会った、伊藤若冲が描く圧倒的な生命感。いつかこの感動を我が子と分かち合いたいと願いつつも、その世界の深遠さに「まだ早いだろう」と、どこかで諦めていました。

    そんな時、この絵本の存在を思い出しました。本書は、国宝「動植綵絵」を、生き物たちの壮大なかくれんぼの舞台として見立てます。この素晴らしい発想の転換が、私の躊躇いを吹き飛ばしてくれました。

    親子でページをめくりながら「ニワトリ!」「トンボはここにいた!」と声を上げました。緻密に描かれた命の数々を、子供は遊びとして発見し、私はその画力に改めて感嘆する。同じ絵を前に、親子がそれぞれの視点で楽しみを共有できました。

    専門的な解説書ではなく、アートとの「遊び」を提案してくれる本書は、大人の感動を子供の喜びに繋ぐ、架け橋となってくれました。

    掲載日:2025/09/24

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  • 自分とおばけ

    不思議なゾクゾク感がある絵本です。
    自分は歯を磨いているのに、鏡の向こうの自分が髪の手入れをしています。
    こんなイメージでおばけが語られます。
    自分とは違う自分が、表裏一体のように飛び交います。
    ザ・キャビンカンパニー独特のキラキラ感にインパクトがありました。

    掲載日:2025/09/24

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  • 言いたくなる言葉

    • たあーさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

    うみみみみ
    かめめめめ
    いかかかか
    くじららら
    などの言葉がとても楽しく
    保育園で読んだら、
    子どもたちが自ら、後から繰り返して
    言ってくれ、大合唱!!

    言ってみたい楽しい言葉!
    大きくて、素敵な海の生き物の絵!

    暦の絵本ですが、
    海の絵本としてもおすすめです。

    子どもたちが
    海で生き物に出会ったら、
    こんにちはって言いたくなる絵本

    掲載日:2025/09/24

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  • やさしい気持ちになれる本

    短い童話が詰まっています。
    どの作品を読んでもやさしい気持ちになれる本です。
    どうしてこれほどにお話をすくい上げられるのか不思議なくらいに、やなせたかしさん自身の姿が浮かんできます。
    ふだんの生活で見落としている細々した気持ちのかけらに気づかされたりします。
    忙しかった日に一篇でも読むと、心静かになれそうです。

    掲載日:2025/09/24

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