
「ちいさな その手を のばしてごらん。 ちいさな その手と わたしの この手を つないで いっしょに でかけてみよう。」
花の咲く林の中、雪の中、夏の海岸、秋の夕暮れ。 ページごとに、移り変わる季節が描かれ、 どのページでも、大きいねずみと小さいねずみが手をつないで寄り添っています。 並んで歩き、同じ景色を眺めて見つめう2匹。
全編語りかけるような言葉で紡がれますが、 作品を通して「あるいていこう」「たのしもう」「〜しよう」といった前向きで希望に満ちた言葉が散りばめられていることに気がつきます。 雨降りや、凍える冬のページでも、 「だいじょうぶ」「あんしん」「しんぱいないよ」といった言葉に、ふたりが一緒にいる安心感やあたたかさが際立ちます。
「手と手をつなげば いつも しあわせ。」
大切な人と過ごす時間に、ぜひ声に出して読みたい一冊。 親子や家族、パートナーと本を開けば、 疲れたときや心細いときでも、美しい絵と言葉が、優しい気持ちで包んでくれることでしょう。 おやすみの絵本としてもおすすめです。 ギフトにもぴったりですね。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)

ふたりで手と手をつないでいけば、 どんなところもこわくない。 季節のうつりかわりを楽しみながら、 ふたりでいっしょにでかけよう。 どんなときでもふたりはいっしょ、 安心した思いに満ちあふれる絵本。 プレゼントにも最適です。

9歳長女は一人で読んだようなので、私も一人で読みました。
私はこの2匹を親子と捉えたのですが、ちがうのかな?毎日長女と次女に怒ってばかりの日々。こんな風に手と手をつないで自然を感じる時間も必要だなーと思いました。この絵本を読んだ後、子供たちの大切さを強く感じました。 (きーちゃんママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子8歳)
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