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うどんドンドコ
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うどんドンドコ

  • 絵本
作: 山崎 克己
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作品情報

発行日: 2012年03月10日
ISBN: 9784776405184

26×21cm 32頁


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みどころ

ぼくが夜中にトイレに起きた時、窓の外に見えたのは……怪しくてヘンテコリンな姿。
「あ、おとうさんが むかし、うどんを たべたっていってた…うどんかいじんだ!」
確かに白くてうずを巻いているその顔はうどんです。

ぼくが慌てて追いかけていくと、「てんぷらうどんのなみふたつ、おまちどおさま」 古川さんちのねこのミャアとニャアに出来たての熱いうどんを渡しています。どうやら、うどんかいじんは出前中。大きな釣鐘に化けたたぬき、きつねのタクシー、大きな鶴…。次から次へと変わったお客のところへうどんを届けにいきます。

ぼくと、のらねこのねこ吉は、自分たちもうどんを食べたくて、思わずうどんかいじんの後についていってお手伝い。なにしろ、次のお客はうどん二ひゃくです! ガチャガチャ、ドンドコ、ズルズルドン、シューシュー。バタバタで大騒ぎな時間が終わって、うどんも届け終わると、ようやく一息。そして…?

突然現れた「うどんかいじん」なるものに、目を奪われているうち、奇天烈な展開にどんどん巻き込まれていくこのお話。「ぼく」と一緒にふぅー…と一息ついていると、なんだか今度は強烈にうどんが食べたくなってくるのです。

これは夢なのか、現実なのか。「うどんかいじん」は、お腹が空いているから登場したのか、うどんが食べてもらいたいから姿を見せたのか。伝わってくるのは、みんなの食へのパワー。みんながうどんを食べたがっています。山崎克己さんによるナンセンス絵本の世界。ぜひうどんを食べる時のような勢いで楽しんでみてくださいね。


(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

出版社からの紹介

夜中に現れた怪しい「うどんかいじん」。おいかけていくと、うどんかいじんは
変な客に次々とうどんを出前していく。とうとうぼくは野良猫のねこ吉といっしょに、
200杯の月見うどん作りを手伝うことに…。
読んだ後に、美味しいうどんが食べたくなる奇天烈うどん絵本。

ベストレビュー

けっこう律儀な、夜のお仕事、下町編。

【内容】
夜中に起きた少年が、妙なお化けを見た。それは、かつて父が話していたうどん怪人。屋台を高速移動させつつ、方々のお客さんからの注文をさばく。少年とのらねこのねこ吉は、大量注文が入ったため、従業員としてかり出され…
夜中にうどんが是非とも食べたくなる、うどん絵本の傑作。

【感想】
見開きに、お品書きがあり、「かけ」「ざる」などの定番から、物語に出てきた妙なうどんまで全部確認できる。こういう本文以外の場所も、非常に楽しめる、工夫をこらした絵本だ。
絵も、下町の雰囲気と、温かみがあり、どんな場面でもうどんがおいしそうに出来上がっている。圧巻は、大量に注文があった時の場面。もうもうと立ち上る湯気が、画面から飛び出して顔にかかりそうな勢いだ。
また、つっこみどころも満載。いろんなお客さんが注文をしたうどんを食べる場面、ギャグやシュールなユーモアが効いていて楽しい。私は豚のお客さんが共食いしている場面が、一番強烈だった。他に選択肢はなかったのだろうか?
主人公は、夜中にトイレに起きて、うどん怪人に出会い、そのまま屋台を追いかけるのだが、肝心のトイレは大丈夫だったのだろうか?まあ、男子だから、その辺で済ませたのかもしれないが…本筋とはあまり関係ないところにも、つっこみどころを作り、読者を飽きさせず、楽しませようとする作者のサービス精神に感動した。

このお話は、何度読んでも面白い。ギャグマンガのような、明るく楽しい雰囲気がステキだ。
この作品で出てきたうどんのなかで、私は是非とも「一本うどん」を体験してみたい。どうやって食べるのが通なのか…店主に聞いてみたい。
(渡辺諦さん 30代・その他の方 )

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