海苔の黒装束に身を包み、おにぎりにんじゃが木からぶら下がっていると、
むむむ、なにやらさわがしいぞ。
茶屋のみんなの草履が、何者かに取られてしまったようです。 海のほうへ逃げたと知ったおにぎりにんじゃが犯人を探しに行くと、そこにはみんなから盗んだ草履を10本足に履いている、巨大なタコが!
子分であるタコさんウィンナーからの攻撃を逆手にとって、おにぎりならではの発想で難なくかわし、海の中に場所を移してもへっちゃら! おにぎりにんじゃは「その手があったか!」とうなりたくなる忍術を繰り出してきます。
画面から飛びださんばかりに、ダイナミックな戦いを繰り広げるおにぎりにんじゃとタコ。もう目が離せません! 前作『おにぎりにんじゃ』待望の続編!です。 読み終わった後、なんだかお腹がすいてきます。
(福田亜紀子 元絵本編集者)
村人たちの盗まれたぞうりを取り戻すため、おにぎりにんじゃがおにぎり忍術をくり出して大活躍!あっぱれ、おにぎりにんじゃ!
子どもたちが小さい頃、前作の『おにぎりにんじゃ』をみんなで楽しんだことを覚えています。続編が出ているのは知らなかったのですが、懐かしくなって手に取りました。
茅葺屋根のお茶屋さんで、三角や俵型のおにぎりたちが草履を盗まれて困っています。その犯人を突き止めようと、おにぎりにんじゃが立ち上がって……。
北村裕花さんのユニークなイラストは、見ていて楽しい気分にさせてくれます。よく見ると挿絵にいろんなお楽しみがたくさん散りばめられているので、それを見つけるのもワクワクします。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子14歳)
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