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母ひとり子ひとりの家庭で育った少年・ユボギは、ある日、自分の父親が、かつて金剛山のトラ退治に行ったまま帰らぬ人となったと知らされます。おさな心に仇討ちを誓ったユボギは、長い年月をかけて心身をきたえ、弓の腕をみがき、いよいよ金剛山へと旅立ちました。幾多の困難を乗り越え、ついにトラに相まみえたユボギは今、トラに向かって渾身の力で矢を放ちます。 韓国で愛される昔話の傑作を、力強い絵本にしました。

金剛山は好きな韓国ドラマに出てきたので、興味深く、この本を手に取りました。トラが出てくる韓国の絵本はいくつもありますが、この絵本のトラは人食いトラ。その人食いトラに命を奪われた父親の仇を取ることを誓い、精進し、いくつもの試練を超え、最終的には退治をし、犠牲となった人たちの骨を葬り、家に帰るユボギという人の話です。
トラ退治に行くユボギを見送る母親の「生きてかえってくることはかなろう」という思いに私にはない強さを感じました。
行く途中に出てくる面倒見の良いおばあさんはいい人なのか、人を試したりする悪い人なのか分からず、いったい何者?と思いながら読み進めましたが、山の神様だったのですね。トラ退治後には幸せな事もあり、読み応えのあるお話でした。 (SNOWDROPさん 60代・じいじ・ばあば )
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