
街の片隅や、路上の人々をテーマに多くの名作を遺した、 ケイト・グリーナウェイ賞受賞作家チャールズ・キーピング。 唯一無二の絵の表現と、鋭い洞察力、あたたかいユーモアをもって描かれた作品です。
【あらすじ】 古い線路のそばに6軒の家が連なる長屋がありました。 そこに住んでいるのは、みんな年老いた貧しい人ばかり。
ある日、みんなで買ったくじが大当たり! 突然舞い降りたこの幸運に、みんなはどうしたでしょうか?

廃線になった鉄道の側で仲良く生活する高齢者たちが、突然手にした大金に人生がどの様に変わるか、面白くもあり哀愁のあるお話です。
25万£と言えば3800万円近くの大金でしょうか?
細々と暮らす老人たちには目の飛び出るような大金です。
これからの残りの人生をどの様に生きるかと考えると、その変化が性格でもあり、それまでの人生を物語っているように思いました。
生き甲斐を見つけた人、明るくなった人がいる一方で、破滅的になった人、さらに暗くなった人を見ると、自分がどのタイプになるか考えさせられます。
大金が転がり込む夢はさておいて、人生を考えさせられる絵本です。
キーピングの芸術的な絵も印象的で、絵だけを眺めていても心に響いてきます。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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