
真夏の一日、女の子が出会う無数の生命と死 なっちゃんがともちゃんの家を訪ねると、ともちゃんはいませんでした。そこで一人で河原にでかけてみると、今は夏の真っ盛り。草が生い茂り、花が咲き、虫たちがうごめいていました。無数の命がひしめく傍らには、魚を飲み込むアオサギや、あちこちで死んでいるセミ。通り雨に降られて家に帰ると、おばあさんからお墓参りに誘われます。お墓参りから帰ると、なっちゃんはともちゃんと遊びました。日本の夏の、濃密な美しさを描いた絵本。

図書館の季節の展示コーナーで見つけました。
お盆の時期の暑い夏をなっちゃんが満喫する様子が、片山健さんの生命力のあるエネルギッシュなイラストで語られます。
そこには田舎の懐かしい風景が広がっていました。
やぶ蚊に刺されたり、夕立にふられたり。体じゅうで夏を感じる作品。
自分が小さい頃の夏を思い出し、懐かしい気持ちになりました。
(クッチーナママさん 50代・ママ 女の子21歳、女の子18歳、男の子15歳)
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