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ぼくは、たべるのがだいすきです。なんでもたべます。たべられます。ぼくはどんどんたべて、おおきくなり…。あさのあつこと加藤休ミが描く、世にもおいしい怪談物語。

何でも食べてしまう少年の、心の闇を見るようで、恐怖感とおぞましさを覚えました。
物を美味しく食べるのではなく、強迫観念で食べ始めたら。
何でも口に入れてしまうのでしょう。
その行為が、次第に気にらないものを呑み込んで、無きものにしようとする精神病理に進行していきます。
この絵本で描かれているような犯罪がなきにしもあらず。
怖がって楽しんでいるレベルの話ではないように思うのですが、考えすぎでしょうか。
親を食べてしまうところに、やっぱり軽く思えない闇を感じました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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