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人のよい花売りのセンパチュンチュンは、よくばりなハンバチェンにだまされ、なにもかも失ってしまいました。ところが、ある晩、センパチュンチュンが古い社にいたところ、人の言葉を話すけものたちが、つぎつぎとやってきました。出なくなってしまった城の王子の声や、見えなくなってしまった王の片方の目をなおす方法、 枯れた水場に再び水を湧き出させる方法を耳にしたセンパチュンチュンは……。

「世界のむかしばなし絵本」シリーズ。
ネパール・ヒマラヤのむかしばなしと副題。
花売りの主人公が欲深い男にだまされるものの、
たくさんの運を手に入れ、男は成敗されるストーリー。
既視感もありますが、それはむかしばなしゆえんです。
花売りという設定は、純真さの象徴のようにも感じます。
ケサル神のお社に集うけものたち。
その光景は地域性も感じます。
けものたちの会話が、主人公に思わぬ恩恵をもたらし、
男はその行いの罰をあっけなく被るのも潔いですね。
むかしばなしならではの余韻も心地よいです。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子2歳、女の子2歳、男の子0歳)
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