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編集者インタビュー&トークショーレポート
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将来ともだちになるかもしれない、だれかの毎日
パリ郊外の緑ゆたかな町に住む10才のプリュンヌ。おしゃれで、好奇心が強いプリュンヌは、いつも楽しいことを探しています。
フランスの首都パリ近くに住む10歳の少女の日常を紹介する写真絵本。父と母は別々の家で暮らし、少女は母と弟と3人で暮らしている。4才の時に子供服のモデルとして声をかけられ、その後も同様のことが続いたので5歳でモデル事務所に所属。以来、学生とモデルの両方をこなしている。
自分でいろんなことを考えてお洒落を楽しみ、人生を楽しんでる。既にモデルとして仕事もしているし、学校でも人気者。明るくて美人でなんでも積極的に取り組む…幸せになるための全てを与えられたような人に見える。
両親は結婚してはいるが別居状態。しかし、それはよくあることのようで、この子たちに暗い部分は感じられない。小さいころから仕事もしているし、家庭のいろんな事情も見てきたからか、年齢の割にずいぶん大人びているように見える。絵本なので、こちらは限られた情報を一方的に与えられていて、後は想像するだけなのだが、たぶん、しっかりしていて、大人になっても順調に生活していけそうな気がする。
それにしても、フランスはどこを見ても美しい。絵になる。
実際に暮らした経験があるが、川沿いには犬の散歩の落とし物だらけだし、その辺にゴミが落ちていたり、いろいろと美しくない部分や不便だと感じるところもあったが、それを差し引いてもどういうわけか美しい風景だけが印象に残る。ないものねだりとか、あこがれが過ぎるためかしら?
自分の生活とは全くかけ離れたおとぎの国の話のような気がして、同じ地球に生きている人という感じが希薄だった。
そんな世界もあるのだ。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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