ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集自信を持っておすすめしたい ママの声

ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集 著:斉藤 倫
絵:高野 文子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:2019年04月12日
ISBN:9784834084573
評価スコア 4.4
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  • ぼくときみの関係。

    ぼくの語りで話は進む。
    ぼくの家にはきみがやって来る。
    ぼくはおじさん、きみは幼いこども。
    しかし、ぼくときみの関係は何?

    章が進むごとに少しずつ明かされる、
    ぼくときみの関係。

    きみを見つめるぼくの眼差しは、
    紛れもなくぼくなのだが、
    ちがうような気もした。

    そして、同じように。
    ぼくが見つめるきみも。
    きみでないようだ。

    詩とことばが泳ぎながら、
    ページはどんどん進んでいく。

    時に、詩もことばも
    聞くことは辛く、胸も苦しく、
    奥深く、海の森へ迷い込む。

    でも、突然羽が生えたように。
    軽やかに水面にあがり、
    その煌めきを瞳に映す。

    そのうち、
    煌めきが、
    ことばを持たずに頬を伝う。

    詩のようなリズムが、
    ことばを運び、書こうと言った。

    すてきな本。
    どうぞ開いて。

    投稿日:2025/05/19

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  • どんな詩を読もうかな

    長いタイトルに、不思議なシチュエーション。
    詩集といいながら、物語?
    あちこちの書評で取り上げられていて気になっていました。
    表紙の絵も意味深です。
    ランドセルの少年がどこかの家に上がり込んでいるようですね。
    物語は唐突に始まります。
    ぼくの家に上がり込んだきみ。
    会話のやり取りから、おじさんと近所の小学生の会話のよう。
    カップ麺や焼きそば、枝豆などを食べようとした時にやってくるタイミング自体、
    なんだかおもしろいシチュエーション。
    会話の中から、二人は、家の中の本の詩を読んでいくのです。
    そのラインナップは千差万別。
    その中で、詩とは何か、ということがなんとなく感じられる構成なのです。
    そしてそれ以上に、だんだんとほどけていく、ぼくときみの関係性。
    二人を繋ぐ詩の立ち位置が明らかになります。
    不思議な読後感です。
    小学校中学年くらいから大人まで、言葉考としても。

    投稿日:2020/03/03

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