書家による字本ということで手に取りました。
まず装丁が魅力的です。
糸綴じコデックス装、表紙は凸凹があり、文字がなぞれます。
また、紙質も絶妙に裏の気配があり、書の世界にピッタリ。
もちろん、字は、書の濃淡や筆質が存分に発揮井されています。
テーマはオノマトペということで、最初のページの字からその場面を想像し、
次のページで答え合わせ、というもの。
なんと、裏から逆バージョンで楽しめるようですね。
絵は、キャラも行動も脱力系ですが、味がありますね。
ラストの言葉にあるように、言葉と友だちになる作品。
オノマトペの楽しさも体感してほしいですよね。
おはなし会には少し難しいですが、小さい子から手に取って楽しめそうです。