おおきな やかたの ものがたり」 ママの声

おおきな やかたの ものがたり 作・絵:青山邦彦
出版社:PHP研究所 PHP研究所の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2006年10月
ISBN:9784569685991
評価スコア 4.57
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みんなの声 総数 22
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  • いつまでも続く

    館に住む人のお話ではなく

    大きな館自身の物語です。

    最初この館にはお金持ちの貴族が住んでいて

    毎日盛大なパーティーが開かれていました。

    そのことを館はとても誇りに思っていました。

    時代が変わり住む人がいなくなり

    街の片隅でひっそり佇んでいると

    男の人がこのままではもったいないと言い、

    ホテルに作り直されたのです。

    時代が変わっても何度も変化していき

    ずっと館は存在していました。

    館の心の動きが

    手に取るようにわかるお話でした。

    その変化も感じてほしいです。

    投稿日:2022/05/01

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  • 大人も楽しめる!

    青山さんの作品で気になっていた作品です。
    想像どおり素敵な作品で、大人が読んでもとても考えさせられて楽しめる作品でした。
    おおきなやかたが時代の流れとともにいろんな用途で使われていく様子を描いたストーリーになっています。建物の意味をとても考えさせられる作品で、建物は人が使ってこそ意味があることを教えてくれます。
    館や街並みの様子がヨーロッパのようで、素敵な雰囲気です。建物の断面がわかるようになっていて、建築物が好きな方にもおすすめの1冊です。

    投稿日:2016/02/26

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  • 館の人生

    このお話は立派な館のお話でした。昔は、とっても立派なお屋敷だった館は時代の流れによっていろいろ用途に用いられデザインもいろいろ変わっていきました。その中で館が自分お姿に葛藤しているのを見てうちの子は「僕の家もなんか思ってるかな??」って家の気持ちを考えるようになりました。

    投稿日:2014/08/19

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  • ほんとうの価値

    立派で美しいことこそ自分の価値。

    美しく整備されているときに人が集まる。
    だから、美しさこそが価値のあることだと館が考えてしまったのも仕方がないこと。

    必要とされるのは、人が集まるのは、立派で美しいからではない。
    館はみすぼらしく変わり果ててしまったときに、じぶんのほんとうの価値に気づくことができました。

    人に羨まれることに価値を感じてしまう人々。
    自分をしあわせにしてくれるのは、もっと別のことなんだと、このお話は語っているような気がしました。

    投稿日:2013/11/28

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  • 建物に心があったら・・・

    昔建てられた大きな立派な館。
    最初は貴族の住む館でした。
    時とともに、その館はホテル、レストラン、お店と移り変わり・・・。

    途中で火事に見舞われた時は私も悲しくなりました。
    始めは「立派なやかた」と言われるのが何より嬉しかった館が、子供たちとの出会いを通して徐々に気持ちに変化が現れます。

    もし、建物に心があったら・・・。
    このお話にでてくる子供たちのように掃除があまり上手ではなくても、建物を大切にしようとする気持ちと、何よりそこに住んで幸せだと感じる気持ちが、建物にとっても何より嬉しいことなのではないかと思いました。
    建物を大切にする気持ちが芽生える絵本です。

    投稿日:2013/02/08

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  • おうちを描く楽しさ

    きっと作者の青山さんは楽しんでこのおうちの絵本を描いたの
    だろうなあって思いました。建築家のお仕事だとひとつのおうちを
    作ったらおそらくそれでお仕事は終りになるのでしょうけど、絵本作家
    ならばひとつのおうち(この場合は「おおきなやかた」ですけど)を
    いろんなおうちに変身させることができますものね。
    いろんなおうちに変身したおおきなやかた・・中でも私がいいなあと
    思ったのは「ホテル」と、もちろん最後の「おやのいないこども達の
    ためのいえ」です。ホテルは自分が泊まってみたいなあと思ったので
    すけれど(笑)、ほんとにおおきなやかたにとっては、「こども達の
    ためのいえ」であることがとっても幸せなのだろうなあって思いました。

    投稿日:2012/06/09

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  • 立派なヒゲをたくわえた老紳士

    大きな館からの目線で描かれた絵本です。

    毎日盛大なパーティーが開かれるほど立派だった館。
    ところが時代の流れと共に、衰退し、改築されてはいろんなことに
    利用されていきます。終いには、火事に遭ってしまい・・・

    最終的に、館が落ち着いたカタチとは??

    建築設計の仕事の経験がある作者だけあって、建物の描写は細部まで
    細かく描かれており、かなりの見応えがあります。
    館の全貌をよく見てみると、立派なヒゲをたくわえた老紳士のような
    表情が見てとれて、建物の気持ちを描写するに当たり、館を擬人化
    したかったのかなと感じました。

    最初に描かれた館より、最終ページの館の方が、優しくニッコリと
    微笑んでいるように見えるのは私だけでしょうか。
    建物を見る目が変わりそうな、素敵な一冊です。

    投稿日:2012/03/06

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  • やかたの気持ち

    りっぱな館には貴族が住み、パーティーが開かれていました。やがて、次々と持ち主が変わり、火事がおこり・・・

    やかたを正面から描いた絵が中心になっています。
    窓の位置で、顔のように見えますね。
    物語の後半、やかたが古くなり壁にひびが入っている様は、年をとったしわのようでした。

    りっぱな建物であることを喜んでいた館ですが、幸せな気持ちになったのは、おんぼろになっても大事にしてくれる子供達の存在。

    細部まで書き込まれた絵も、見ごたえがありました。

    投稿日:2011/02/01

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  • 昨日読みました。

    青山邦彦さんは、『いたずらゴブリンのしろ』から好きになった
    作家さんです。
    建築家を経て作家になられただけあって、絵がとても細かく、
    すばらしいです。
    この絵本も「やかた」がホテルやレストラン、ショッピングモールと
    さまざまに変化していきます。
    その変身ぶりがさすがだなぁと思わされるばかりで、
    読んであげるのを忘れて、じーっと絵を魅入ってしまいました。
    8歳の長男は、「やかた」にしっかり顔があることに
    いち早く気付いたようで、他の兄弟に言いたくてたまらない様子でした。
    教えてもらったほかの兄弟も「ほんまやぁ〜♪」とニコニコ。
    最後に、「やかた」は子供たちのおうちになるのですが、
    その子供たちのおうちがどの部屋もステキで…^^
    みんなで、自分ならどの部屋が良いか真剣に考えました。
    ぜひ、読んでみて下さい!

    投稿日:2010/11/22

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  • まさに館の物語!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    まさに一軒の館の物語でした!
    説明するような文は少なく、読みやすいですが、絵から読み取る世界観が表現されているので、年齢の低いお子さんよりは高学年以上、中学生、高校生などにも、せひ読んでもらいたい作品です。

    今の日本は古くなると住む人がいなくなったり、完全に立て替えてしまったりするのが当たり前ですが、
    西洋などでは、特に少し前の時代はこうして、ある者の特性を生かしつつ、建物は何度も何度も生まれ変わってきたのだな〜と、思いました。
    設計士やデザイナー、その他絵の勉強をしたい方などにも、お薦めの絵本です。

    投稿日:2010/07/08

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