新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

あの子」 ママの声

あの子 作・絵:ひぐちともこ
出版社:解放出版社
税込価格:\1,980
発行日:2000年
ISBN:9784759222210
評価スコア 4.44
評価ランキング 11,406
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  • 大人にも是非読んでほしい

    • バオバブさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子13歳、男の子11歳、女の子9歳、女の子4歳

    関西弁がテーマの緊張感を和らげながら、うわさが拡がっていく過程の恐ろしさが端的に表現されていてどきっとしました。
    しかし拡がるだけでなく「本当にそうなん?」と投げかけることが、反対に拡がることもできるのだというメッセージも読み取れたように思えました。
    友だちの話に何気なく
    「ふ〜ん、そうなん」
    と相づちをうっていた自分の行動の浅はかさを痛感した絵本でした。
    大人だからこそ、改めて自分を見つめられるのではないでしょうか。是非、より多くの大人に読んでもらいたいです。

    投稿日:2011/10/11

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  • 噂もいじめ

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子13歳、女の子11歳

    とても衝撃的な絵本でした。
    何年か前にも読んだのですが・・子どもも大きくなってこの絵本の内容が本当によくわかってきました。

    『あのこと いっしょに おらんほうが ええで』

    誰かが言ってた。

    あのこっていうのが誰でどうしてこんな風に言われているのかわからないのです。

    でも・・ひとりがふたり・・ふたりがよにん・・と
    『聞いたんやけど・・』『誰かが言うとった・・』
    こんなふうに言葉が伝えられていく・・だけの展開なのですが、
    ページいっぱいに描かれた顔と言葉にかなりショックを感じた子どもたちでした。
    『いじめやん・・』


    『いじめ』というのがなんとなく分かる年になりこの本の凄さもわかってきたのだと思います。

    『あのこに聞いたらええやん・・』この一言を言える子に育って欲しいと思います。

    投稿日:2008/04/17

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  • 噂の怖さ

    「あの子といっしょにおらんほうがええで。」という噂。
    主人公は、その噂を受け取る子どもたちのような気がします。
    そういえば、と、噂は広がるもの。
    でも、「ほんまにほんまのほんまやの?」という視点、大切ですね。
    ちゃんと確かめること。
    心がけたいものです。
    小学生くらいから、大人まで、考えさせられると思います。

    投稿日:2018/10/19

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  • いじめについて

    この本を読むときっとこどもはすぐに、いじめの本なんだなと思います。そうすると、そのフィルターで読んでしまうのでどうかなと思いました。子供だけでなく、大人だっていじめをしています。社会だっていじめをしています。子供だけの問題だけではありません。道徳的な本は、心に響くものとそうでないものがあるので、こどもによむときは選ぶのが難しいなと思います。

    投稿日:2013/11/24

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  • この現場にいたら

    いわゆる「いじめ」を扱った絵本です。
    何気ない一言から、いじめの輪は広がっていきます。
    その様子が、少ない文字と、見事なレイアウトで表現されています。
    読み終えて7歳の娘に
    「何のことかわかる?」と聞いてみました。
    平和な学校なのか、7歳の娘はまだ
    この絵本で語られるシチュエーションは、よくわからないようでした。
    いじめる側、いじめられる側、将来どちらの立場にもなってほしくはない。
    これはよくないこと・・とだけいい
    本を閉じました。
    とてもとても考えさせられる一冊です。

    投稿日:2012/06/07

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  • 「いじめ」

    • YUKKOさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子8歳、女の子6歳、女の子4歳

    「だれかが 言ってたんやけど、
     あの子と しゃべらんほうがいいんやて。」

    この 誰が言い始めたのか分からない、心ない一言で
    特定の子が みんなから仲間はずれにされていきます。
    根も葉もない噂。一体、誰がなぜ言い始めたのでしょう?
    ラストの一言が真理をついて重みを持っています。

    「それって、ほんまにほんまやの?
     なー、あの子と話してみたらいいやん。」

    ほんとに【百聞は一見にしかず】なんですよね。
    絵本は余韻を楽しむものだから、読んだ後に感想を聞いたり
    話し合いをしてはいけないと聞いたことがあります。
    でも、この作品に関しては 大きな問題提起をしていると考え、
    敢えて 娘たちと話し合いの場を持ってみました。
    寝る前に絵本を読んだ後だったせいか、構えずに意見を言ってくれました。
    意見というより「仲間はずれは可哀相」という感想でしたが。
    8歳〜4歳のうちの娘たちには、まだ難しすぎたかもしれません。
    小学校中学年〜高学年向きでしょうか。
    自分の娘たちには 噂に流されず、自分の目でモノを見る
    確かな目を養い、他者を認める器を持って欲しいと願っています。

    この作品は、図書ボラのメンバーさんが持って来られたものでした。
    ちょうど数ヶ月前から全国的に いじめ問題が浮き彫りとなり、
    小学校の読み聞かせで読もうか、かなり悩まれたとのことで
    図書担当の先生に相談されていました。現在、職員会議で審議中です。
    個人的には、最後の「噂に振り回されずに、本人と話してみようよ」
    という言葉の重要さに軍配を揚げて、読んでもいいと思います。
    ただし フォローは必要になると思うので、小学校などで読む場合は
    読むクラスの担任の先生に 事前に相談が必要かと思います。
    部落やいじめなど、現実社会で多くの場面に当てはまる、
    大きな…そして 重いテーマを思い切って扱った作品です。

    ところで、作者・ひぐちともこさんの作品は
    関西弁のものが多いようですが 関西の方なのでしょうか。
    関西弁の会話が一層、臨場感を盛り上げているように思います。

    投稿日:2007/01/29

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